劉秀墓

概況：
漢光武帝陵（別名：原陵、劉秀墳）は、河南省洛陽市孟津区白鶴鎮鉄謝村にある、後漢の建国皇帝である光武帝劉秀とその皇后である陰麗華の合葬陵墓です。公元50年に建造が始まり、約2000年の歴史を誇ります。陵園は神道（参道）、陵園、光武祠の三つの部分で構成され、総面積は約6.6万平方メートルです。他の帝王陵墓が「山を背に河を臨む」形式をとるのに対し、この陵墓は「黄河を枕に邙山を蹴る」という珍しい形式をとっていることで知られています。園内には隋唐時代に植えられた約1500本の古柏（コノテガシワ）が生い茂り、独特の景観を作り出しています。

見所：
・「枕河蹬山」の独特な陵墓選址：歴代帝王の陵墓の慣例とは逆の形式で、歴史的な謎とされています。
・「漢陵曉煙」の奇観：清明節の前後、朝もやの中で陵園が紫がかった煙に包まれる幻想的な現象で、孟津県の八景の一つです。
・隋唐時代の古柏：園内には1458本以上の古柏があり、「苦恋柏」（柏と栴檀が共生）や「鳥鳴柏」（拍手すると鳥の声が聞こえると言われる）など、ユニークな柏の木が見られます。
・「二十八宿」の柏：劉秀に従って戦った「雲台二十八将」を象徴すると言われる28本の高い柏の木です。
・光武祠：1997年に建設された祭祀用の祠院で、漢代の建築群を再現しています。
・「聴濤碑」：碑の小さな穴に耳を当てると黄河の流水音が聞こえると言われる明代の碑です。

入場料：
大人料金は通常 27元 から 30元 です（季節や割引により変動することがあります）。60歳以上の高齢者、身体障害者、一定の身長以下の子どもなどは無料となる場合がありますので、詳細は公式サイトなどでご確認ください。刘秀墓(liú xiù mù)リウ シゥ ムゥTomb Of Liuxiuハイシーズン（夏季、およそ4月～10月）：9:00 ～ 17:30
ローシーズン（冬季、およそ11月～3月）：9:00 ～ 17:00
※季節や状況により変動する可能性がありますので、お出かけ前には公式発表で最新情報をご確認になることをお勧めします。住所：
河南省洛陽市孟津区白鶴鎮鉄謝村
公共交通機関：
洛陽駅や洛陽汽車站から、996路 または 997路 のバスに乗車し、「漢光武帝陵」バス停で下車します。バス停から陵園までは歩いてすぐの場所です。園内の歴史的文化財や古木を大切にし、静かに観覧しましょう。 歴史的背景を深く理解するためには、現地でガイドを依頼するか、音声ガイドの利用をお勧めします。 夏季は日差しが強い場合があるため、日焼け止めや帽子の準備があると良いでしょう。また、園内には草木が多いため、虫除け対策もご検討ください。 観覧にはゆとりを持って、2～3時間ほどを見込んでおくと、ゆっくりと見学できます。 陵園の正面にある「鉄謝羊肉湯」の店は地元で有名な名物店です。観光の後にぜひお試しください。