洛陽古城

概況：
洛陽古城エリアは、河南省洛陽市の老城区に広がる歴史的な街区です。この一帯は、応天門跡地、周公廟、麗景門、鼓楼など、数多くの歴史的建造物が点在し、中国古代王朝の面影を今に伝えるエリアとして知られています。特に、隋唐時代（605年頃）に都として繁栄した歴史を持ち、宮殿の正門であった応天門は「両重観、三出闕」という最高等級の建築様式で建設されました。現在では、これらの史跡を結ぶ形で散策路が整備されており、訪れる人々に古代の雰囲気を感じさせる街歩きを楽しむことができます。

見所：
応天門跡地：隋唐洛陽城の宮城正門で、その壮大な遺構と復元された建築物は、かつての都の威容をしのばせます。夜間はライトアップやプロジェクションマッピングが行われることもあります。
周公廟：儒学の礎を築いた周公旦を祀る廟で、静謐な空気が流れる歴史的な空間です。
麗景門：洛陽古城の重要な門の一つで、楼上からは古い街並みを見渡せます。門の下にはにぎやかな商店街が広がり、夜は特に多くの人で賑わいます。
鼓楼：時を告げた鼓楼は、街の中心に立つシンボル的な存在です。周辺は伝統的な街並みが残るエリアとなっています。

入場料：
応天門：58元
麗景門：45元（登楼の場合）
※周公廟、鼓楼などの個別の入場料金については、現地でご確認ください。また、これらの史跡を包括したチケット等が設定されている場合があります。洛阳老城(luò yáng lǎo chéng)ルオ ヤン ラオ チョンLuoyanglaochengハイシーズン（4月1日～10月31日）：7:30～17:30
ローシーズン（11月1日～3月31日）：8:00～17:00
※応天門など一部の施設は夜間も開放されており、ライトアップ時間帯は異なる場合がありますので、詳細は現地でご確認ください。住所：
河南省洛陽市老城区一帯（主な史跡は中州中路、定鼎路、九都路などの周辺に位置します）
公共交通機関：
洛陽地铁1号線「青年宮站」が最寄り駅となり、そこから洛邑古城北門などへ徒歩でアクセスできます。
市内バスをご利用の場合は、「九都东路柳林街口西站」「新街九都东路口站」「中州东路民主街口站」などのバス停が便利です。
洛陽駅や洛陽龍門駅（高铁站）からは、タクシーやバスでアクセス可能です。観光シーズンには主要景点を結ぶ観光専用バスも運行されます。史跡は貴重な文化財です。壁や展示物に触れたり、登ったりすることはお控えください。 街歩きの際は、歩きやすい靴を履いていくことをお勧めします。 エリア内は石畳の道などもありますので、足元に十分ご注意ください。 お土産屋さんや飲食店で買い物や食事を楽しむ際は、マナーを守って楽しくお過ごしください。 休日は大変混雑することがあります。ゆったりと観光したい方は、平日の訪問をご検討ください。