荊州博物館

概況:
荊州博物館は湖北省荊州市の中心部に位置する国家一級博物館で、1958年に開館しました。中国で最も優れた地方級博物館の一つとして知られ、「全国十大博物館のトップ」に選ばれた実績を持っています。敷地面積は4.8万平方メートルに及び、楚文化や漢文化を中心とした貴重な文物を約19万点所蔵していることで有名です。特に戦国時代の漆器コレクションは国内随一の質と量を誇り、2000年以上前の前漢時代の男性ミイラ「遂先生」は国内外の研究者から高い関心を集めています。博物館はまた、美しい庭園と伝統的な建築様式の建物が調和した環境でも人気を博しています。

見所:
・遂先生(西汉男尸):1975年に発見された2000年以上前の男性ミイラで、馬王堆漢墓の女屍よりも古く、保存状態が極めて良好なことで知られています。
・戦国時代の漆器:虎座鳥架鼓や彩绘漆木鹿をはじめ、精巧な文様が施された漆器のコレクションは国内有数で、楚文化の工芸技術の高さを窺い知ることができます。
・古代の武器:越王勾践剣や吴王夫差矛など、状態の良い青銅製の武器類は、当時の鋳造技術の高さを伝える貴重な品々です。
・戦国時代の絹織物:古代の絹織物は「絹の宝庫」と称されるほど保存状態が良く、古代の織物技術を研究する上で重要な資料となっています。
・開元観:博物館の敷地内にある明代の道教寺院で、歴史的な建築美を楽しむことができます。

入場料:無料(ただし、公式ウェチャットアカウントやホームページなどでの実名制予約が必要です)
中国語名:
荆州博物馆(jīng zhōu bó wù guǎn)
中国語名の読み方:
ジン ジョウ ボー ウ グァン
英語名:
Jingzhou Museum
荊州博物館の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):9:00~17:00(入場は16:00まで)
ローシーズン(11月~3月):9:00~16:30(入場は15:30まで)
※毎週月曜日は休館(祝日・休日を除く)
荊州博物館へのアクセス:
住所:湖北省荊州市荊州区荆中路166号
公共交通機関:
バス:19路、21路、33路、51路など「荆州博物馆」バス停下車すぐ。
荆州駅からは15路または21路バスに乗車し、「五医院」バス停下車、西へ445メートルほど歩きます。
注意事項:
入館には事前の実名制予約が必要となります。公式ウェチャットアカウントや支付宝アプリなどから簡単に予約できますので、お忘れなく。 館内ではフラッシュを使った写真撮影はご遠慮いただき、展示ケースや文化財には触れないようお願いします。 混雑を避けてゆったりと観覧したい場合は、週末や祝日よりも平日の午前中にお越しになることをお勧めします。 大型の手荷物は館内に持ち込めませんので、お手荷物は入口のクロークでお預けください。
荊州博物館についてのお問い合わせ
荊州博物館についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ