荆州古城墙

概況：
荆州古城墙は、湖北省荆州市にある中国で現存する最も保存状態の良い古代城壁の一つです。2800年以上の歴史を持ち、15の朝代を超えて存続してきた、中国で現存する継続時間が最も長い城壁として知られています。現在の城壁は清の順治3年（1646年）に明代の基礎の上に再建されたもので、糯米と石灰の漿で縫い目を固め、レンガの城壁と土の城壁が互いに支え合う独特の構造を持っています。城壁は不規則な楕円形で、全長は約11.28キロメートル、高さは平均8.83メートルあります。外側には幅が30メートルから250メートルもある堀が巡らされ、「鉄で作られた荊州」と言われるほど堅固な防御体系を構成しています。ここは「劉備が荊州を借りる」「関羽が荊州を失う」など、多くの三国志ゆかりの地でもあります。

見所：
賓陽楼：城壁の東門に位置する明代建築様式の楼閣で、古城とその周辺のパノラマビューを眺めることができます。金の扁額は趙朴初によって書かれました。
三国時代の遺構：城壁には関羽が使用したと伝えられる蔵兵洞（兵士を隠す洞窟）や砲台など、三国時代の防御施設を見学できます。
文字磚と建造工芸展示館：城壁のレンガには明代と清代の文字が刻まれており、当時の建築の記録となっています。糯米漿を使用した古代の建築技術について学べます。
夜間の光ショー：城壁をスクリーンにした光と水のショーは、荊州の歴史と文化を現代的な方法で表現し、夜の見どころの一つとなっています。
環古城一周観光：電気自動車または画舫船で古城を一周し、水と街が一体となった景色を楽しむことができます。

入場料：
古城壁エリア自体は無料で開放されています。ただし、賓陽楼などの特定の施設に入場するには別途入場料が必要です。賓陽楼は35元、張居正故居は20元、関帝廟は20元です。また、複数の施設を含むお得なセット券（115元）もあり、環城遊覧車や画舫遊船が含まれます。荆州古城墙(jīng zhōu gǔ chéng qiáng)ジン ジョウ グゥ チョン チァンThe Old City Wall Of Jingzhouハイシーズン：8:00～21:00（賓陽楼、張居正故居）
ローシーズン：8:00～17:30（賓陽楼、張居正故居など主要スポット）
※施設により異なります。金曜日と土曜日、祝祭日は一部施設の営業時間が延長される場合があります。住所：
湖北省荆州市荆州区張居正街2号
公共交通機関：
荆州市内では、1路、12路、15路、19路、21路、33路、34路、51路、101路などのバスを利用し、「古城東門」「張居正故居」または「三監獄」バス停で下車します。荆州駅からは15路または21路バスで直接アクセスできます。城壁の上は歩行が主になりますので、歩きやすい靴での訪問をお勧めします。 貴重な文化遺産を保護するため、指定された場所以外でのレンガや展示物への接触はご遠慮ください。 夜間の光ショーや城壁の散策を楽しまれる方は、防虫対策をされることをお勧めします。 荆州の夏は蒸し暑く、冬は冷え込むことがあります。季節に応じた服装と水分補給をご準備ください。 最新の営業時間やイベント情報、臨時の休業などについては、訪問前に公式の発表をご確認ください。