三国赤壁古戦場

概況：
三国赤壁古戦場は、中国湖北省咸寧市赤壁市にある、後漢時代の建安13年（西暦208年）に起こった赤壁の戦いの旧址です。孫権と劉備の連合軍が曹操の大軍を破った、中国史上最も有名な「少数が多数に勝った」戦いの一つとして知られ、その古戦場は当時の姿をほぼ留めている国内唯一の史跡として評価されています。2018年には国家5A級観光景区に指定され、摩崖石刻や赤壁大戦陳列館、周瑜石像など、数多くの見所が当時の戦いの様子を今に伝えています。長江の雄大な景色を背景に、三国志の世界に浸ることができる歴史ファン必見のスポットです。

見所：

摩崖石刻：長江に面した断崖に刻まれた「赤壁」の大きな文字は、伝承では周瑜の筆跡とされ、歴史の重みを感じさせます。
周瑜石雕像：赤壁の戦いの指揮官である周瑜の勇ましい姿をかたどった石像で、その高さは9メートルにもなります。
赤壁大戦陳列館：赤壁の戦いをテーマにした中国初の陈列館で、当時の戦況を模型や蜡人形などで詳しく紹介しています。
拜風台（武侯宮）：諸葛亮が東風を借りるために壇を設けたと伝えられる場所で、社殿が建てられています。
鳳雛庵：参謀・龐統が読書に励んだとされる庵で、彼が植えたと伝わる千年銀杏の大木が見事です。

入場料：
大人料金は135元からとなります（情報により80元や150元などもありますので、詳細は公式情報をご確認ください）。子供・学生・老人は優待料金が適用されます。各種割引（特定期間の住民割引、学生割引など）が実施される場合があります。赤壁古战场(chì bì gǔ zhàn chǎng)ハイシーズン：8:00〜17:30
ローシーズン：8:30〜17:30
（一部の情報では通年で同じ時間帯の場合もあります）住所：
湖北省咸寧市赤壁市赤壁鎮武侯巷6号
公共交通機関：
赤壁北駅（高速鉄道駅）または赤壁駅から、景区行きの観光バスを利用します。武漢からは赤壁北駅まで高速鉄道で約30分、駅から景区まではバスで約40分です。また、赤壁市の城南客運站から19路バスに乗車し、終点で下車する方法もあります。景区内は石段や坂道が多くありますので、歩きやすい靴でのご来訪をお勧めします。 夏場は日差しが強いため、帽子や日焼け止めなどの対策があると快適に過ごせます。 貴重な史跡ですので、石刻や建物などには触れないようご協力をお願いします。 最新の入場情報や特別イベントについては、公式サイトなどで事前にご確認されることをお勧めします。