滴水洞窟風景区

概況：
滴水洞窟風景区は、湖南省湘潭市韶山区の毛沢東旧地・銅像から西へ約4 キロの谷あいに位置する自然と歴史が融合した景勝地です。洞窟内では絶えず水滴が落ちる音が琴の響きのようにこだまし、その名が示す通り幽玄な雰囲気を漂わせています。1966年に毛沢東氏がこの地で生活・執務を行った記録もあり、紅色文化の視点からも注目される場所です。石灰岩の洞窟、緑豊かな竹林、渓流と湖など、静けさと自然美にあふれる構成となっています。

見所：
・洞窟内部「滴水洞一号楼」他：1966年に毛沢東氏が11日間滞在したとされる青瓦レンガの別荘建造物が残り、その居室や回廊を見学できます。
・虎歇坪・龍頭山風景区：洞窟背後の山岳斜面に整備された散策路があり、祖先の墓や清泉、竹林に囲まれた静かな場所として人気です。
・自然洞穴と滴水現象：洞窟内では年間を通じて滴り落ちる水が絶えず、石灰岩の洞壁に沿って音を立てるその様子が「琴音」と評されるほど。竹や樹木とともに渓谷美を演出しています。
・環境保護型観光交通：景区アクセスには専用のエコバス（環境保護バス）制度が導入されており、観光動線と自然保護を両立させています。

入場料：
一般入場料は約 50元となっている情報があります。 滴水洞窟风景区(dī shuǐ dòng kū fēng jǐng qū)ディ シュイ ドン クー フォン ジン チュイDishuidong Caveハイシーズン：7:30〜17:30
ローシーズン：8:00〜17:00
（参考：4-10月 8:00-18:00、10-4月 8:00-17:30との案内もあります） 住所：
湖南省湘潭市韶山区 滴水洞路冲故园路16号（中国湖南省湘潭市韶山市 滴水洞路冲故园路16号）

公共交通機関：
長沙などから韶山行き観光バスや鉄道で韶山駅へ向かい、そこから景区内エコバス（環境保護バス）またはタクシーで滴水洞窟風景区入口へ向かうのが一般的です。景区内を回るには乗換センターでエコバス乗車券（約20元）を購入する必要があります。洞窟・峡谷内は足元が悪く滑りやすい場所もありますので、履きなれた靴での来訪をおすすめします。 景区内の環境保護バスや交通規制がある場合があります。乗車券購入及び所定ルートに従って移動してください。 撮影は可能な場所が多いですが、展示物や居住跡など保護対象の建物では撮影禁止・立入禁止のエリアもあります。案内表示にご注意ください。 自然景観主体のため、雨天時や湿度の高い日には洞内・屋外ともに足元が滑りやすく、雨具や防滑靴のご準備が安心です。 紅色文化の史跡を含む場所ですので、服装・言動には節度をもち、他の来訪者と共有する場としての配慮を忘れずにお願いいたします。