韶峰景区

概況：
韶峰は湖南省湘潭市韶山市に位置し、南嶽衡山72峰の中で第71峰に数えられる名峰です。海抜518.9メートルを誇り、第72峰である長沙の岳麓山・雲麓峰よりも200メートル以上高く、韶山一の高峰として知られています。「韶楽」という伝説に由来して「音楽の峰」とも称され、古くは「筆削三山插天空」と詩に詠まれるほど鋭く秀麗な山容が特徴です。山頂からは天候が良ければ湘潭、湘乡、宁乡三県の景色を一望でき、特に朝日の眺めは壮観です。

見所：
韶峰には、自然の美しさと伝説が調和した「韶峰八景」と呼ばれる見どころが数多くあります。中でも代表的なのは、山頂からのパノラマビュー「韶峰聳翠」、舜帝の妃たちの伝説が残る「胭脂古井」、唐代の韶氏三女が修行したとされる「仙女茅庵」、舜帝の韶楽に鳳凰が舞い降りた故事に因む「鳳儀亭址」などです。これらは清代の文人・毛蘭芳によって『浪淘沙』の詞に詠まれ、広く知られるようになりました。また、1993年に再建された韶峰古寺は、中国仏教協会会長の趙朴初氏による題字があり、寺の上層は日の出観賞に最適な「観日台」としても親しまれています。

入場料：
一般的な入場料は大人58元とされています。ただし、索道（ロープウェイ）を含むセット券は80元前後で販売されている場合があります。学生は学生証の提示で半額になることがありますので、窓口でご確認ください。韶峰景区(sháo fēng jǐng qū)シャオ フォン ジン チュイShao Hill Peakハイシーズン：7:30〜17:30
ローシーズン：8:00〜17:00
※季節による開放時間の変動については情報にばらつきがあります。ハイシーズンは3月から10月頃とされ、ローシーズンはそれ以外の時期となりますが、確実な時間は現地の表示に従ってください。住所：
湖南省湘潭市韶山市韶峰景区（毛泽东同志故居の南西約3.5km）
公共交通機関：
最寄りの交通拠点は韶山南駅です。長沙南駅から韶山南駅まで高速鉄道で約30分、そこからタクシーやローカルバスを利用します。景区内では、游客中心（ビジターセンター）から運行されている環境保護バス（観光バス）を利用するのが便利です。バスは「韶峰站（門楼）」など主要スポットを循環しており、本数は約15分間隔です。山登りには歩きやすい靴と服装でお越しください。天候が変わりやすいため、雨具の準備があると安心です。 景区内の一部施設（茅庵など）は歴史的建造物のため、保存にご協力ください。 お得なセット券や学生割引など、料金に関する最新情報は公式の窓口またはウェブサイトでご確認されることをお勧めします。 観光バスのチケットは往復で有効な場合がありますので、帰りに必要になりますからなくさないようにお気をつけください。