響沙湾

概況：
響沙湾（きょうさわん）は、中国内モンゴル自治区オルドス市ダラト旗（達拉特旗）に位置する、国家AAAAA級に指定された砂漠リゾート地です。モンゴル語で「ブレマンハ」（喇叭付きの砂丘）と呼ばれ、砂が乾燥している時に滑り降りると、飛行機の轟音や蛙の鳴き声のような「歌う砂」の現象で広く知られています。この神秘的な現象は、科学的には「共鳴箱理論」や「摩擦帯電説」などで説明が試みられていますが、未だに解明されていない自然の謎として魅力に深みを加えています。総面積24平方キロメートルの景勝地は、仙沙島、悦沙島、蓮沙島などのエリアに分かれており、砂漠アクティビティとモンゴル文化体験を融合させた独自のリゾートとして発展しています。

見所:
・歌う砂の体験: 高さ110メートル、傾斜45度の砂丘を滑り降り、砂の鳴る神秘的な現象を体感できます。
・ラクダ乗りと砂漠のキャラバン: 500頭以上ものラクダの隊列に乗り、広大な砂丘をゆったりと巡るシルクロードの風情を味わえます。
・仙沙島のアドベンチャー: 砂漠オフロード車、高空滑索、砂漠オートバイなど、スリリングなアクティビティが充実しています。
・悦沙島の文化体験: 砂彫り芸術の鑑賞や伝統的な『オルドス婚礼』の表演など、モンゴル族の文化に触れることができます。
・蓮沙島のリゾート滞在: 砂漠の中に佇む未来型のエコリゾート「蓮沙ホテル」に宿泊し、星空観測や砂漠の夕日を楽しめます。

入場料:
入場料はエリアや体験内容によって異なります。基本的な入場券+ロープウェイは120元からで、各種アクティビティを含むお得なセット券は190元～420元で購入できます。身長1.2メートル以下の児童や65歳以上の高齢者、軍人などは無料または割引の対象となります。响沙湾(xiǎng shā wān)シァン シャア ワンXiangshawanハイシーズン（4月1日～10月31日）：8:00～18:30（入場は18:00まで）
ローシーズン（11月1日～3月31日）：8:00～17:30（入場は17:00まで） ※季節や天候により変動する場合があります。住所:
内モンゴル自治区オルドス市ダラト旗（達拉特旗）庫布其沙漠東端
公共交通機関:
最寄りの空港は包头空港で、空港から響沙湾まではタクシーで約50分（約150元）です。包头駅またはオルドス駅からは、現地行きの長距離バスを利用し、達拉特旗で下車後、タクシーに乗り換えてアクセスします。自家用車の場合は、G65包茂高速道路を利用し、「響沙湾」インターチェンジで降りると便利です。砂漠の日照りは非常に強いです。日焼け止め、サングラス、帽子などの紫外線対策を十分に行い、こまめに水分を補給してください。 昼夜の気温差が20度以上になることもあります。温度調節のしやすい服装や防寒着の準備をお勧めします。 砂漠内は歩きにくい場合があります。砂対策の靴カバーのレンタル（約10元）や、履き慣れた靴での訪問が便利です。 貴重な自然環境を守るため、ゴミは指定された場所に捨てるか、お持ち帰りください。 広大な砂漠では道に迷う危険があります。単独での行動は避け、指定されたエリア内で活動するようにしてください。