希拉穆仁草原(シラムレン草原)

概況：
希拉穆仁草原（シラムレン草原）は、内モンゴル自治区ダルハン・モンゴル連合旗にある高原の草原で、平均標高1700メートルに位置します。モンゴル語で「黄色い川」を意味し、清代の乾隆34年（1769年）に建立されたチベット寺院「普会寺」があることで知られ、「召河」とも呼ばれています。夏から秋にかけては緑の草が広がり、花が咲き乱れる美しい風景が楽しめ、モンゴル族の伝統文化を体験できる人気の観光地です。ここでは、騎馬体験やモンゴル相撲の観戦、豪快な羊肉料理や篝火晚会など、草原ならではの体験ができます。

見所：
普会寺：清代に建てられた歴史ある喇嘛廟で、漢蔵混合の建築様式が特徴です。
紅格尔敖包：400年以上の歴史を持つ、モンゴル民族の聖地で、祭祀儀式を体験できます。
草原のレジャー：専門の馬隊による騎馬体験や射箭、ラクダ乗りなどを楽しめます。
民俗文化体験：下馬酒の歓迎儀式、モンゴル袍の試着、搾乳体験や豪華な詐馬宴に参加できます。
那達慕大会・漠南伝奇：夏季には伝統的な競技大会が開催され、大規模な野外実景演出「漠南伝奇」も上演されます。

入場料：草原エリアは基本的に無料ですが、普会寺などの特定施設や、騎馬体験や詐馬宴などのアクティビティは別途料金がかかります。希拉穆仁草原(xī lā mù rén cǎo yuán)シー ラー ムゥ レン ツァオ ユェンXilamurenハイシーズン（6月～8月）：8:00～17:30
ローシーズン（9月～5月）：8:00～17:00
※施設やアクティビティにより時間が異なる場合があります。住所：
内モンゴル自治区包头市ダルハン・モンゴル連合旗
公共交通機関：
呼和浩特から：長距離バスを利用する場合、フフホト長距離バス駅から「召河」行きのバスに乗車し、約2時間で到着します。バス停からはタクシーなどで草原エリアへ向かいます。より便利なのは、呼和浩特から車で約1.5時間～2時間の道のりです。
包頭から：車で約2.5時間～3時間ほどです。草原は昼夜の気温差が非常に大きいです。昼間は日差しが強いので日焼け対策が必要ですが、夜間は厚手の上着が必要になることがあります。 夏季は蚊や虫が多いため、虫除け対策を忘れずに準備してください。 モンゴル族の文化と習慣を尊重しましょう。例えば、蒙古包に入る時は敷居を踏まない、敖包の石を動かさないなどに注意します。 貴重な自然環境を守るため、ゴミは必ず自分で持ち帰るように心がけましょう。