滄浪亭

概況:
滄浪亭は、中国江蘇省蘇州市の城南にある三元坊付近に位置する、蘇州現存最古の古典庭園です。北宋の慶曆年間(1041年~1048年)に詩人である蘇舜欽によって造園され、その名は「滄浪の水清らかなれば、我が纓を濯うに足る」という古詩に由来します。敷地面積は1.08ヘクタールで、蘇州の宋・元・明・清の四大名園の一つに数えられ、2000年にはユネスコの世界文化遺産に登録されました。この庭園の最大の特徴は、入園する前から園外を緑の水路が流れる「先水後山」の独特の造園手法にあります。園内は山石を主景とし、復廊や漏窓を巧みに用いて内外の景観を一体化させている点が高く評価されています。

見所:
園内の中心にある築山の頂上に立つ「滄浪亭」は、園内を見渡せる絶景スポットです
山水を結ぶ「復廊」と、その壁に設けられたさまざまな模様の「漏窓」は、歩きながら移り変わる景色を楽しむことができます
園内で最も大きな主体建築である「明道堂」は、かつて講学や礼儀を行う場でした
「看山楼」はもともと園外の田園風景や遠山を眺められた楼閣で、静かな休憩に適しています
「翠玲瓏」は周囲に20数種類の竹が植えられ、さわやかな竹林の趣を感じられます
「五百名賢祠」には、蘇州ゆかりの594人の歴代人物が刻まれた石刻像が収められています

入場料:
ハイシーズン(4月21日~10月20日):20元
ローシーズン(10月21日~次年4月20日):15元
身長1.4メートル以下の児童、70歳以上の高齢者、障害者などの方は無料となる場合があります
中国語名:
沧浪亭(cāng làng tíng)
中国語名の読み方:
ツァン ラン ティン
英語名:
The Pavilion Of The Azure Waves
滄浪亭の観光時間:
ハイシーズン(4月21日~10月20日):7:30~17:30(入場受付は17:00まで)
ローシーズン(10月21日~次年4月20日):7:30~17:00(入場受付は16:30まで)
滄浪亭へのアクセス:
住所:
江蘇省蘇州市姑蘇区人民路滄浪亭街3号
公共交通機関:
蘇州駅からは遊5線や1路などの路線バスに乗車し、「滄浪亭」バス停で下車します
市内を巡る観光バス「遊2線」や「遊4線」も便利です
地下鉄4号線の「三元坊」駅からは徒歩数分で到着します
注意事項:
園内の建築物や石刻は貴重な文化財ですので、触れたり傷つけたりしないようお願いします 園内は石段や複廊など高低差のある道が続きますので、歩きやすい靴でお越しください 混雑時には入場制限がかかる場合がありますので、時間に余裕を持ってお越しください ゴミは指定された場所に捨て、美しい環境を保つようご協力ください 静かな鑑賞環境を保つため、大声での会話はお控えください

滄浪亭の写真

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