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金州南山古戦場

概況:
金州南山古戦場は、中国遼寧省大連市金州区に位置する、日露戦争(1904-1905年)における重要な戦跡です。1904年5月26日、日本軍第三軍とロシア軍がこの地で激突し、日本側は乃木希典大将の長男・乃木勝典を含む4,387人の死傷者を出す惨劇となりました。乃木希典は戦後、この地で「山川草木転荒涼、十里腥風新戦場。征馬不前人不語、金州城外立斜陽」という漢詩を詠み、その詩碑が建立されました。南山は海抜116.6メートルの小丘ながら、金州地峡の制高点として戦略的要衝であり、現在も戦壕の痕跡や記念碑の基壇が残り、歴史を静かに伝える史跡公園として整備されています。

見所:
・乃木希典詩碑跡地:かつて乃木希典の漢詩が刻まれた碑が立っていた場所で、現在は基壇のみが往時をしのばせます。
・戦壕跡:ロシア軍が構築した防御陣地の名残で、当時の激戦の痕跡を目にすることができます。
・南山からの眺望:頂上からは金州湾と大連湾を一望でき、この地がなぜ戦略的要地だったのかを実感できます。
・蘇軍烈士記念塔:第二次世界大戦後に建立された塔で、複雑な歴史の層を感じさせるシンボルです。
・周辺の史跡:近くには金州博物館や響水寺など、関連する歴史スポットが点在します。

入場料:無料
中国語名:
金州南山古战场(jīn zhōu nán shān gǔ zhàn chǎng)
中国語名の読み方:
ジン ジョウ ナン シャン グゥ ジャン チャン
英語名:
Jinzhounanshanguzhanchang
金州南山古戦場の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):8:00〜18:30
ローシーズン(11月~3月):8:30〜18:00
金州南山古戦場へのアクセス:
住所:遼寧省大連市金州区南山一帯
公共交通機関:
大連市街からは金州行きのバス(例:大連ー金州線)に乗車し、「金州」バス停で下車します。そこから南山まではタクシーで約10分、または徒歩で約30分です。金州駅からも徒歩圏内で、アクセスしやすい立地にあります。
注意事項:
史跡は文化財保護の対象です。戦壕跡や碑基などにはむやみに登ったり触れたりしないようお願いします。 園内は自然地形のままの部分が多く、歩きやすい靴での来訪が安心です。特に雨の日は足元にご注意ください。 周辺は住宅地や農地が広がっています。静かに鑑賞し、地元の方々の生活環境を尊重しましょう。 ゴミは必ずお持ち帰りいただくか、指定の場所に捨ててください。美しい環境の維持にご協力お願いします。 夏季は日差しが強い日がありますので、帽子や水分補給などの対策があると快適です。冬季は防寒対策を十分に。
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