旅順軍港公園

概況：
旅順軍港公園は、中国遼寧省大連市旅順口区の旅順軍港北岸に位置する歴史と自然が調和した公園です。1985年にオープンし、面積は約5,000～5,800平方メートルあります。ここは「北洋第一軍港」として知られる旅順軍港を間近に眺められる絶好のスポットで、港を挟んで東側に黄金山、西側に老虎尾半島がそびえ立ち、自然の地形に守られた天然の良港であることが実感できます。園内には「旅順口」と刻まれた巨大な石碑（老鉄山の天然石）や、「醒獅」銅像、「軍港之夜」をテーマにした漢白玉の少女像など、歴史を感じさせるシンボルが数多く設置されています。特に、2020年に整備された「空母型」の軍事テーマ施設は、中国海軍の歴史と現在を学べる人気のエリアとなっています。

見所：
・「旅順口」石碑：園の中央に立つ巨大な石碑は、郭沫若の筆によるもので、旅順のシンボルとして多くの観光客が記念写真を撮影します。
・「醒獅」銅像：公園の西側に設置された力強い獅子の銅像は、かつて「獅子口」とも呼ばれたこの地の歴史を象徴しています。
・軍港の眺望：公園からは、世界五大軍港の一つに数えられる旅順軍港を一望でき、軍艦の姿を見られることもあります。
・「空母型」軍事テーマ施設：2020年に整備されたエリアで、中国海軍の歴史を紹介する展示や模型を見学できます。
・「軍港之夜」雕塑：東門入口近くにある漢白玉の少女像は、月を背景にギターを弾く優美な姿が印象的です。

入場料：10元
*なお、2023年頃からは無料開放されているという情報もあり、最新の詳細は現地でご確認ください。旅顺军港(lǚ shùn jūn gǎng)ハイシーズン（5月～10月）：6:00〜18:30
ローシーズン（11月～4月）：8:00〜16:00住所：遼寧省大連市旅順口区黄河路10号
公共交通機関：
旅順市内からは、2路、3路、5路、6路、7路などの市バスに乗車し、「軍港公園」または「中心広場」バス停で下車します。大連市中心部から訪れる場合は、まず大連駅周辺から旅順行きの長距離バスを利用し、旅順バスターミナルで上記の市バスに乗り換えると便利です。園内から軍港や軍艦を眺めることはできますが、軍港は重要な軍事施設です。
港内や軍艦を狙って写真を撮影することは厳禁ですので、ご注意ください。
公園は海辺に立地しており、風が強い日があります。特に秋冬期は、防寒対策を十分にお勧めします。
園内の史跡や展示物は大切に扱い、柵の内側など立入禁止区域には入らないようにしましょう。
ゴミは必ず指定の場所に捨て、美しい環境を保つことにご協力ください。
夏季の週末や連休期間は大変混雑することがあります。ゆっくり鑑賞したい方は、平日の訪問がお勧めです。