鳳凰山

概況：
鳳凰山は、中国遼寧省丹東市鳳城市にある国家AAAA級景勝地で、「遼東第一名山」や「国門名山」の誉れ高い山岳観光地です。山は東山と西山の二大景区に分かれており、最高峰の攅雲峰は海抜836メートルに達します。唐の太宗李世民がこの山を訪れた際に鳳凰が飛来したという「鳳凰拜祖」の伝説が残り、山の名前の由来にもなっています。山内には紫陽観、薬王廟、朝陽寺などの歴史ある道教や仏教の寺社が点在し、古くから信仰の山としても親しまれてきました。特に朝陽寺に祀られている正法明如来仏は世界で唯一尊とされています。険しい岩山と緑豊かな自然が調和した景観が特徴で、中朝国境の鴨緑江にも近い立地から、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

見所：
老牛背：山稜に築かれた険しい登山道で、一部では手を使いながら進む本格的な山登りを体験できます。
紫陽観で行われる正月の順星法会や旧暦4月28日の廟会では、多くの信者や観光客で賑わい、伝統的な行事を見学できます。
山頂からは、雄大な山並みと遠くに鴨緑江を望むパノラマ風景が広がり、特に紅葉の季節は息をのむ美しさです。
西山と東山に分かれたエリアを結ぶ索道（ロープウェイ）からは、森林に覆われた山谷の景色を空中散歩気分で楽しめます。

入場料：80元/人（保険料2元別）
索道（ロープウェイ）片道50元/人
遊覧車：山上り10元/人（検票処まで）、山下り20元/人（鳳凰広場起点）
凤凰山(fèng huáng shān)フォン ホァン シャンFenghuangshanハイシーズン（3月1日～11月30日）：7:30〜17:30
ローシーズン（12月1日～2月末日）：8:00〜17:00住所：遼寧省丹東市鳳城市東南3キロメートル処
公共交通機関：
鳳城市まで鉄道でアクセスし、鳳城駅前広場から景區行きのバスを利用します。丹東市からは長距離バスやタクシーでのアクセスも可能です。険しい岩場や細い山道が多いため、運動靴や登山に適した靴を履いていくことをお勧めします。軍手を持参すると、岩場を登る際に役立ちます。 景區の山門広場から検票処までは距離があるため、遊覧車を利用すると便利です。歩く場合は30分ほどかかります。 山頂には宿泊施設がありませんので、日没前に下山できるよう行程を計画しましょう。 飲み物や軽食は山頂で購入できますが、価格が高めのため、エネルギー補給用の菓子や飲料をあらかじめ準備しておくことをお勧めします。