少昊陵

概況:
少昊陵(しょうこうりょう)は、中国山東省済寧市曲阜市の旧県村の東北に位置する、中国古代の伝説上の帝王「五帝」の筆頭とされる少昊(金天氏)の陵墓と伝えられる史跡です。その形状が四角錐で頂部に小廟を載せた特異な外観を持つことから、「中国のピラミッド」とも称されます。現在の陵園は主に宋代に整備され、現存する陵墓本体は北宋の大中祥符5年(1012年)に石を積み上げて築かれ、政和元年(1111年)には約1万個以上の石を用いて「万石山」として修築されました。清の乾隆帝など後世の皇帝も参拝や修復を行い、421本の柏などが植えられ現在の景観が形作られました。陵園は南北に長く、石坊、陵門、享殿、陵墓が一直線に並び、周囲は古木に囲まれた静謐な空間です。2019年には、隣接する宋代の巨大宮殿跡「景霊宮遺址」と一体として「少昊陵及景霊宮遺址」の名称で第八次全国重点文物保護単位に指定され、その歴史的価値が正式に認められています。

見所:
「中国金字塔」と呼ばれる特異な陵墓:底辺約28.5メートル、高さ約8.73メートルの石積みの陵墓で、頂上には清代に建立された黄瑠璃瓦の小廟があり、中には宋代の漢白玉少昊像が安置されています。その幾何学的な形状は他に例を見ず、一見の価値があります。
清代の「享殿」と乾隆帝の扁額:陵墓の前に建つ五間の享殿は、祭祀の中心となる建物です。殿内には「少昊金天氏」の神位が置かれ、天井には清の乾隆帝直筆とされる「金德貽祥」の扁額が掛けられています。
厳かな参道と多数の古碑古樹:宋の時代に造られた神道は古柏に挟まれており、厳かな雰囲気を醸し出しています。また、園内には明清時代を中心とする26通の碑刻と391本の古樹が保存され、歴史の重みを感じさせます。
隣接する巨大宮殿跡「景霊宮遺址」:少昊陵の南側には、北宋の真宗皇帝が黄帝(少昊の父とされる)を祀るために建立した巨大な景霊宮の遺跡が広がっています。最盛期には1320間もの建物があったとされ、その規模の大きさを物語る「万人愁碑」「慶寿碑」という2基の巨大な石碑(亀趺を含め高さ約16-19メートル)が復元されて立ち、往時の壮麗さを偲ばせます。
「寿丘」伝説との深い関わり:この一帯は古来、「寿丘」と呼ばれ、黄帝の生誕地と伝えられる地でもあります。少昊陵を訪れることは、古代中国の神話的始祖である黄帝と少昊にまつわる伝説の地を巡る旅でもあります。

入場料: 無料です。
中国語名:
少昊陵(shǎo líng)
中国語名の読み方:
シャオ ハオ リン
英語名:
Shaohaoling Tomb
少昊陵の観光時間:
通年営業しており、季節による変動は基本的にありません。 開園時間:9:00 ~ 17:00 (最終入場は閉園時間の30分前までが目安です)。
少昊陵へのアクセス:
住所:
山東省済寧市曲阜市旧県村東北(曲阜市街の東約4キロメートル)。
公共交通機関:
曲阜市街からは、タクシーを利用するのが最も便利です。目安として15分程度で到着します。
路線バスを利用する場合は、曲阜市のバスターミナルや孔廟周辺から「旧県村」行きのバスを探し、「少昊陵」入口で下車します。本数が少ない可能性があるため、事前に運行状況を確認することをお勧めします。
曲阜東駅(高速鉄道駅)からお越しの場合は、駅前でタクシーを利用する方法が確実です。
注意事項:
少昊陵は中国古代の聖王を祀る由緒ある陵墓です。境内では静粛にし、大声で騒いだり走り回ったりするのは避けましょう。 陵墓の石積みや、享殿、石碑などは貴重な文化財です。登ったり、傷つけたりすることは絶対にやめましょう。また、指定場所以外での喫煙や火気の使用も禁止されています。 園内には石段や古木の根など、足元が不安定な場所があります。歩きやすい靴を履き、特に高齢者やお子様連れの方は十分に注意して散策してください。 夏季は蚊や虫が多い可能性があります。虫除け対策をしてお出かけください。また、日陰が少ない場所もあるため、帽子や日焼け止めでの暑さ対策もお忘れなく。 「景霊宮遺址」エリアは広大な草原のような状態で、遺構は主に地下に埋もれています。 地上に残る巨大な石碑は圧巻ですが、遺跡全体の規模をイメージしながら見学すると、より理解が深まります。

少昊陵の写真

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