周公廟

概況:
曲阜周公廟(きょくふ しゅうこうびょう)は、山東省済寧市曲阜市の中心部、魯国故城の東北に位置する、周公旦(しゅうこうたん)を祀る由緒ある廟です。その起源は非常に古く、西周時代にまで遡ります。周公の封国である魯国が、その始祖を祀るために建立した「魯国太廟」が前身とされ、約3000年の歴史を有します。その後、戦乱や時代の変遷を経て一度は廃れましたが、北宋の大中祥符元年(1008年)に宋の真宗によって周公が「文憲王」に追封され、その跡地に再興されました。以来、金、元、明、清の各時代に修復と拡張が重ねられ、現在見られる明清時代を中心とした建築群が形作られています。孔子が深く敬愛し、「久矣、吾不復夢見周公(久しく、私は再び周公を夢に見ない)」と嘆いたように、周公の「制礼作楽(礼制と楽制を制定する)」という業績は、後の儒家思想の礎となりました。この廟は、単なる記念建築物ではなく、儒学の精神的源流を今に伝える聖地として、2013年に全国重点文物保護単位に指定されています。

見所:
まずは、明清時代の建築美です。赤い壁に囲まれた三進院落(三つの区画からなる庭園)の中に、棂星門(れいせいもん)を始め、経天緯地坊、制礼作楽坊、承徳門、達孝門、元聖殿など、合計13棟の堂宇が現存し、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
廟の中心となる「元聖殿」では、かつて周公とその長男で魯国の初代君主・伯禽(はくきん)、そして「金人」(銅像)の塑像が祀られていました。殿内に掛かる「明徳勤施」の扁額は、その徳と業績を称えるものです。
境内には、宋、元、明、清の各時代に建立された35通の碑刻が残されています。これらは魯国の歴史や周公廟の変遷を研究する上で貴重な一次資料となっています。
静寂な廟内の空気を引き締めるように聳え立つ、樹齢数百年を超える桧(かい)や柏(びゃく)、楷(かい)の古木も見逃せません。
廟の西北にある小高い丘は「望父台」または「伯禽台」と呼ばれ、魯国に赴任した伯禽が都に残った父・周公を思い、西を眺めて祭祀を行ったという伝説に因む場所です。

入場料:無料
中国語名:
周公庙(zhōu gōng miào)
中国語名の読み方:
ジョウ ゴン ミァオ
英語名:
The Zhougong Temple
周公廟の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):8:00 〜 17:30
ローシーズン(11月~3月):8:30 〜 17:00
(注:情報源により明確な記載がなく、一般的な中国文化施設の時間帯を参考にしています。訪問前の最新確認をお勧めします。)
周公廟へのアクセス:
住所:
山東省 済寧市 曲阜市 魯城街道 周公廟居委(延恩東路周公廟街口付近)。
公共交通機関:
曲阜市街地からは非常に便利です。曲阜の観光の中心である「三孔」(孔廟、孔府、孔林)から東へ約2キロメートル、徒歩でもアクセス可能な距離にあります。
市内のタクシーを利用する場合は、「周公廟」と告げればほぼ確実にご存知です。
曲阜駅(高速鉄道駅)からお越しの場合は、タクシーで約15分程度です。
注意事項:
廟内は静粛な宗教施設かつ文化財保護区域です。大声での会話や走り回ることはお控えください。他の参拝者や見学者のご迷惑にならないよう、マナーを守ってご見学ください。 すべての建築物、碑刻、古木は貴重な文化財です。触れたり、傷つけたり、落書きをしたりすることは固く禁じられています。 境内には石畳や階段があります。履き慣れた歩きやすい靴での訪問がお勧めです。 ゴミは必ず各自でお持ち帰りいただくか、指定の場所に捨て、清潔で神聖な空間を保ちましょう。 無料開放されている施設ですが、文化財保護の観点から、場合によっては入場者数制限が行われる可能性があります。
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