ホーム > 中国旅行 > 中国観光地案内 > 四川省 > 広元 > 皇沢寺摩崖

皇沢寺摩崖

概況:
皇沢寺摩崖造像は、四川省広元市利州区の嘉陵江西岸、烏龍山の麓に位置する、中国で唯一の女帝・則天武后を祀る寺「皇沢寺」に属する仏教石窟群です。創建は北魏時代に遡り、1500年近い歴史を持ちます。則天武后が皇帝に即位した後、自身の誕生地であるこの地を記念して「皇沢寺」と名付けたと伝えられ、「皇恩が広く行き渡り、故郷を潤す」という意味が込められています。寺は崖に沿って建てられ、嘉陵江の景色を借景とした風光明媚な場所にあります。ここには北魏から唐代にかけて彫られた貴重な摩崖造像が数多く残されており、1961年に国務院によって最初の「全国重点文物保護単位」に指定されました。

見所:
則天殿:寺の中心となる殿堂で、国内で唯一とされる則天武后の真容石刻像(高さ1.8メートル)が安置されています。晩年の武后が菩薩のような装いで禅定印を結ぶ姿が彫られており、非常に貴重です。
大仏楼石窟:寺で最も高い位置にある建築で、内部には唐代中期に彫られた高さ約6メートルの阿弥陀仏を中心とする一仏二弟子二菩薩の巨大な石窟があります。配置が優れ、寺内で最大規模かつ最も精巧な彫刻技術を見ることができます。
二聖殿:則天武后とその夫である唐の高宗皇帝を並んで祀る殿堂です。かつて二人が共に政務を執った「二聖」時代を象徴するもので、中国史上でも珍しい形式です。
中心柱窟:北魏後期に開鑿された、寺内で最も古い石窟の一つです。窟の中央に経塔を模した中心柱が立つ独特の構造(支提窟)で、四川地域では唯一の例とされ、古拙で精巧な彫刻が特徴です。
摩崖造像群:寺の崖一面に広がる大小57の窟龕には、1200体以上もの仏像や菩薩像、飛天などが彫られています。北魏から隋、唐にかけての各時代の仏教美術の変遷を一堂に見ることができる芸術的宝庫です。

入場料:
大人:50元
割引適用対象:
身長1.2メートル以下の児童は無料。
65歳(含)以上の高齢者(身分証提示)は無料。
障害者(障害者証提示)は無料。
現役軍人(軍官証提示)は無料。
全日制の大学生・専門学校生・小学生・中学生(学生証提示、成人教育・研究生を除く)は半額。
国家法定休假日における60歳(含)以上65歳(含)以下の高齢者は半額。
中国語名:
皇泽寺摩崖造像(huáng zé sì mó yá zào xiàng)
皇沢寺摩崖の観光時間:

ハイシーズン(夏季):08:00〜18:00 (入場は17:30まで)
ローシーズン(冬季):08:30〜17:30 (入場は17:00まで)
※季節による時間変更の可能性があります。詳細は公式情報をご確認ください。
皇沢寺摩崖へのアクセス:
住所:
四川省広元市利州区皇沢路97号
公共交通機関:
鉄道をご利用の場合:広元駅(広元站)から徒歩約10分で到着します。
バスをご利用の場合:市内から5番バスに乗車し、「皇沢寺」バス停で下車後、すぐです。
タクシーやレンタサイクルも利用可能です。
成都からお越しの場合は、広元行きの高速鉄道(約1.5時間)が便利です。
注意事項:

雅安は「雨城」と呼ばれるほど降雨が多い地域です。天気予報を確認し、折り畳み傘やレインコートなどの雨具を必ず携帯することをお勧めします。
古鎮は広大ではなく、主要部分を歩いて回るにはそれほど時間はかかりませんが、古い建物の細部やのんびりとした雰囲気を楽しむには、ゆっくりと散策するのがおすすめです。
古鎮内や周辺には民宿やゲストハウスが多数ありますので、ゆっくり滞在したい方は宿泊の選択肢もあります。
美しい歴史的景観を守るため、ゴミは指定された場所に捨てるか持ち帰り、建築物や文化財に落書きなどをしないようご協力ください。
春と秋が最も過ごしやすい季節と言われていますが、夏の緑、冬の静寂など、どの季節にもそれぞれの風情があります。

皇沢寺摩崖の写真

皇沢寺摩崖についてのお問い合わせ
皇沢寺摩崖についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ