郭庄

概況:
郭庄(汾陽別荘)は、杭州西湖の西岸、楊公堤の臥龍橋のほとりに位置する清代の個人庭園です。1907年に絹商人の宋端甫によって「端友別荘」として建てられ、後に汾陽の郭氏の手に渡り「汾陽別荘」、通称「郭庄」と呼ばれるようになりました。長い歳月を経て荒廃していましたが、1989年に「修旧如旧(古いものを古いままに修復する)」の原則で大規模に修復され、1991年に公開されました。園内は「静必居(静かに住まう)」と「一鏡天開(一枚の鏡のように天が開ける)」の二つのエリアに分かれており、前宅後園(前が住居、後が庭園)という典型的な江南庭園の構造を持っています。最大の特徴は、西湖の生きた水を庭園内に引き込み、池と西湖とを一体として造園した点にあります。その洗練された造園手法と、周囲の西湖の景色を巧みに借景に取り込む設計は高く評価され、「西湖古典園林の冠」「武林(杭州の古称)池館中最も古趣に富む者」と称えられています。蘇州庭園の趣と紹興の石造りの池など浙江の特色を併せ持ち、小さいながらも見所が凝縮された、西湖を代表する隠れた名園です。

見所:
静必居:かつての主人の住居兼応接スペースで、浙江民居風の四合院造りです。中央には石板で囲まれた方形の池があり、静かな水音が落ち着いた雰囲気を作り出しています。正堂には「香雪分春」の扁額が掲げられ、風雅な趣があります。
一鏡天開:庭園部分の中心で、西湖から引き込まれた水を湛える池を中心に、回廊や橋、築山が配置されています。南北二つの池は、南池が蘇州庭園風の自然な形、北池が紹興風の石板張りの方形と、対照的な趣向を楽しめます。
景蘇閣:園内の主体建築である二階建ての楼閣で、もとは繍楼(女性の居室)でした。二階に上がると、正面に蘇堤を望むことができ、西湖の景色を絵のように切り取る「借景」の妙を体感できます。
乗風邀月軒:湖畔に建つ水軒で、開放的な造りから西湖の水と緑を間近に感じられます。晴れた日には風に乗り、月夜には月を招くような雅な気分に浸れる場所です。
賞心悦目亭:築山の頂上にある亭で、郭庄の最高地点です。ここからは西湖の全景と周囲の山々を一望でき、まさに「賞心悦目(心が喜び目が楽しむ)」の名にふさわしい眺望が広がります。

入場料:大人 10元
中国語名:
郭庄(guō zhuāng)
中国語名の読み方:
グオ ジュァン
英語名:
Guozhuang Garden
郭庄の観光時間:
ハイシーズン(3月1日~11月30日):8:00〜17:30(最終入場17:00)
ローシーズン(12月1日~翌年2月末日):8:00〜17:00(最終入場16:30)
郭庄へのアクセス:
住所:
浙江省杭州市西湖区楊公堤28号
公共交通機関:
バスが便利です。西湖内環線、西湖外環線、318路系統のバスに乗車し、「郭庄」バス停で下車するとすぐです。
注意事項:
園内は石畳や階段が多く、また池や水路に囲まれていますので、歩きやすい靴でお越しください。足元に十分ご注意ください。 静かで落ち着いた鑑賞空間を保つため、大声での会話はお控えいただき、他の来園者のご迷惑とならないようご配慮ください。 建物内部や文化財の保護のため、フラッシュを使用した撮影や、展示物・建具への接触はお控えください。 庭園は広大ではありませんが、一つ一つの景観に意味と趣向が凝らされています。 ゆっくりと歩き、窓枠から覗く景色(框景)や、借景の技法など、細部までじっくりとお楽しみください。 ハイシーズンや週末は混雑することがあります。 より静かな時間帯を希望される方は、開園直後や閉園前の時間帯のご来園がお勧めです。
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