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不肯去観音院

概況:
不肯去観音院は、中国浙江省舟山市の普陀山島、紫竹林の中にひっそりと佇む小さな寺院です。普陀山が「海天佛国(海と空の仏の国)」と呼ばれる観音菩薩の聖地として発展するきっかけとなった、まさに「開山供佛之始(山を開き仏を供養した始まり)」の場所とされています。その名の由来は、唐の時代(863年)にさかのぼります。日本からの留学僧である慧萼(えがく)が、五台山から観音菩薩像を請来して帰国の途につきましたが、船が普陀山沖で暴風雨と鉄蓮華に阻まれ、進むことができなくなりました。これを「観音様が日本へ行きたくない(不肯去)」という意思の表れと悟った慧萼は、像をこの地に安置し、地元の張姓の住民の協力を得て小さな庵を建てて供奉したと伝えられています。この伝説にちなみ、この地は「不肯去観音院」と呼ばれるようになり、普陀山は観音信仰の中心地として発展していきました。現在の建物は1980年に再建され、2002年に唐風の建築様式に改修されたものです。日本の寺院を思わせる質素で落ち着いた佇まいが特徴で、普陀山三大寺には含まれませんが、その歴史的重要性から多くの参拝者が訪れる、非常に由緒ある霊場です。

見所:
「不肯去観音院」本堂:1980年に再建され、2002年に唐様式に改修された本堂です。内部には、この伝説の由来となった「不肯去観音」を模した、美しい仿唐式十一面観音像が祀られています。
「潮音洞」:寺院のすぐそばにある海蝕洞で、波が洞窟に打ち寄せる轟音が特徴です。かつては観音菩薩がここに顕現したと信じられてきた霊跡で、潮の音に耳を傾けると心が洗われるような気持ちになります。
「中日友好三十三観音霊場長廊」:本堂の西側に設けられた長廊で、日本の代表的な33の観音霊場から奉納された、各寺院の本尊を模した石造観音像がずらりと並んでいます。普陀山と日本を結ぶ仏教交流の歴史を今に伝える、貴重なスポットです。
「禁止捨身燃指処の碑」:入り口付近にある明代の石碑で、かつて過剰な信仰心から投身や指を燃やす行為があったため、官によって禁止を命じたことを記しています。観音菩薩の慈悲の精神に反する行為を戒める、歴史的な遺物です。
「観海亭(澹澹亭)」:寺院の正面にある亭で、眼前に広がる蓮花洋と遠くに浮かぶ洛迦山(海上臥仏)を一望できる絶景ポイントです。ここで海を眺めながら休憩するのもおすすめです。

入場料:
普陀山の「進山門票(入山料)」に含まれています。寺院単独の入場券はありませんが、紫竹林エリアに入場する際に必要な「香花券」(約5元)が事実上の参拝料となります。
中国語名:
不肯去观音院(bù kěn qù guān yīn yuàn)
中国語名の読み方:
ブ ケン チュイ グァン イン ユェン
英語名:
Bukenquguanyinyuan
不肯去観音院の観光時間:
ハイシーズン(概ね4月~10月):6:00 ~ 17:30
ローシーズン(概ね11月~3月):8:00 ~ 16:00
※季節や特別な法要により変動する可能性がありますので、最新情報のご確認をお勧めします。
不肯去観音院へのアクセス:
住所:浙江省舟山市普陀区普陀山島紫竹林内(潮音洞の西側)
公共交通機関:
普陀山島内のメイン交通手段は観光バスです。碼頭(船着場)から「紫竹林(南海観音)」行きのバス(1号線、2号線、3号線など)に乗車し、「紫竹林(南海観音)」バス停で下車します。そこから「不肯去観音院」へは、案内標識に従って海岸沿いに歩いて数分です。バス料金は距離により5元から10元程度です。
注意事項:
寺院は海辺の岩場に建てられており、潮音洞付近は特に滑りやすい場所があります。足元には十分ご注意ください。 「禁止捨身燃指処の碑」は、過ちを繰り返さないための歴史的教訓として建立されたものです。写真撮影は構いませんが、碑文の意味を尊重し、落書きなどの行為はお控えください。 本堂内部や仏像の撮影は禁止されている場合がほとんどです。撮影の可否は必ず確認し、マナーを守りましょう。 紫竹林エリアは南海観音立像にも近く、特に旧暦の観音縁日(2月19日、6月19日、9月19日)は大変混雑します。ゆっくり参拝したい場合は、早朝や午後遅い時間を選ぶと良いでしょう。 小さな寺院ですので、参拝に要する時間は30分から1時間程度が目安です。時間に余裕を持って計画されると良いでしょう。

不肯去観音院の写真

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