百草園

概況:
百草園は、中国浙江省紹興市にある魯迅故里景区内に位置する、文豪・魯迅(本名:周樹人)が少年時代を過ごした家屋「周家新台門」の裏庭に広がる菜園です。清の嘉慶年間に建てられた屋敷とともに造られ、面積は約2000平方メートルあります。当時は周家一族十数戸が共同で使用する菜園で、瓜や野菜を育て、秋には穀物を干す場として使われていました。魯迅が12歳から17歳まで通った私塾「三味书屋」まで続くこの庭園は、彼の代表作『朝花夕拾』収録の「従百草園到三味书屋」に描かれた、無限の楽しみに満ちた「童年の楽園」そのものです。園内には、魯迅の文章に登場する「碧緑的菜畦(緑濃い菜園の畝)」「光滑的石井欄(滑らかな石の井戸枠)」「高大的皂荚樹(そびえ立つサイカチの木)」「短短的泥墙根(短い泥壁の根元)」などが今も残り、文学の世界を現実に体感できる貴重な空間となっています。

見所:
魯迅の名作「従百草園到三味书屋」に描かれた情景をその目で確かめられます。碧い菜園の畝、滑らかな石の井戸枠、そして少年が昆虫を探した「短短的泥墙根」など、教科書の世界が眼前に広がります。
園内中央付近には、魯迅が文章で「高大的皂荚樹」と描写したサイカチの木が今も聳え立っています。2007年に移植された樹齢の古い木もあり、往時の雰囲気を伝えています。
2025年4月には、魯迅が「人形のような形をした根っこ」と興味を持って抜いたという「何首烏(ツルドクダミ)」の古木が移植され、文学的な描写を具現化する試みが続いています。
園内には、中日友好のシンボルとして1979年に植樹された「中日友誼桂花樹(日中友好キンモクセイ)」など、10種類以上の樹木が生育しており、季節ごとに異なる表情を見せます。
百草園は、魯迅故居(生家)、三味书屋(私塾)、周家老台门(祖父母の家)などと一体となった「魯迅故里景区」の一部です。これらのスポットを合わせて巡ることで、魯迅の少年時代と当時の生活文化を総合的に理解できます。

入場料:無料(但し、事前のオンライン予約が必要です)
中国語名:
百草园(bǎi cǎo yuán)
中国語名の読み方:
バイ ツァオ ユェン
英語名:
Baicaoyuan
百草園の観光時間:
ハイシーズン(ゴールデンウィーク、夏季休暇、国慶節などの連休期間):8:30〜22:30(21:30受付終了、22:00入園終了)
ローシーズン(上記以外の通常期):火曜〜日曜 8:30〜21:00(20:00受付終了、20:30入園終了)、月曜日 8:30〜17:00(16:30受付終了、16:45入園終了)
※月曜日が祝日や大型連休に当たる場合は、火〜日曜と同じ時間で開放されます。
百草園へのアクセス:
住所:浙江省紹興市越城区魯迅中路241号(魯迅故里景区内)
公共交通機関:
紹興軌道交通1号線「魯迅故里駅」で下車し、すぐです。
多数の路線バスが「魯迅故里」バス停に停車します。8路、13路、24路、30路、88路、BRT1号线など、20路線以上が利用可能です。
景区内や周辺の運河では、紹興名物の「烏篷船」に乗って風情ある水辺の景色を楽しむこともできます。
注意事項:
見学には無料ですが、公式ウェチャットアカウント(「紹興市文旅集団」または「紹興魯迅紀念館」)からの事前予約が必須です。予約後は、指定時間内に身分証(パスポート)または予約時に登録した顔情報で入場します。 各施設には同時入場者数制限があります。特に魯迅故居は2000人、三味书屋と祖居は各450人などと定められており、入口のディスプレイで混雑状況を確認できます。混雑時は他の施設から回るなど、計画を立てましょう。 百草園内の池や石垣など、一部の区域は夕方17時以降、安全のため閉鎖される場合があります。園内全体をゆっくり見学したい場合は、時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。 文化財保護の観点から、展示物に触れたり、指定場所以外で飲食したりすることはご遠慮ください。また、他の来場者の迷惑にならないよう、静かに鑑賞しましょう。 身分証をお持ちでない場合、同伴者(1名の身分証で最大2名の同伴者まで可)と一緒に入場するか、または案内所で本人確認手続きが必要になる場合がありますので、予めご確認ください。

百草園の写真

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