廟後山遺跡
中国旅行ガイド

廟後山遺跡

四十万年前の火の跡が残る洞窟は、東北の大地に人類が暮らし始めた最初の証です。

自然景観 自然景観 本渓 遼寧省 写真 2 枚

本溪満族自治県山城子村の廟後山南麓に開く天然の洞窟遺跡、廟後山遺跡は、中国東北で最も古い旧石器時代早期の人類居住跡として知られ、国重点文物保護単位に指定されています。北京原人とほぼ同じ時期、約 40 万年以上前にこの地に人が住み、火を使って生活していた痕跡が残っています。

1978 年に発見され、その後複数回の発掘調査が行われました。洞窟内からは人類の歯や大腿骨の化石、打製石器、骨器のほか、70 種類を超える古生物の化石、火を使った跡である火床が出土しました。華北の旧石器文化とのつながりを示す重要な証拠となり、「東北最初の人」の足跡を伝える場所として考古学上の価値が高いです。

整備された大きな展示施設はなく、山林の中に洞窟の開口部が静かに残っています。出土品の多くは本溪市の博物館に収蔵されているため、現地で遺跡を見学した後、博物館を訪ねると理解が深まります。周囲は緑豊かな丘陵地帯で、春の芽吹き、秋の紅葉の時期には穏やかな山の景色が広がります。

営業時間

※屋外の洞窟遺跡で日中の見学が可能です。文物保護の都合で洞窟内部の立ち入りが制限される場合があり、夜間の訪問は推奨しません。

アクセス

高速鉄道で本溪県駅に到着後、貸切車で向かうのが一般的です。本溪県の中心部から遺跡までは約 20 分です。
本溪水洞からも約 15 キロの距離にあり、水洞と続けて巡るルートが人気です。路線バスは最寄りの停留所から徒歩距離が長く、外国人旅行者には貸切車の利用が適しています。

旅のヒント

・洞窟内は脆弱な文化財です。無断で洞窟奥へ入ったり、地層を触ったりしないでください。
・現地には出土品の展示が少ないため、事前に考古学の概要を調べるか、本溪博物館とセットで計画します。
・山道は足元が悪い箇所があるので、滑りにくい靴を用意します。
・売店やトイレは近くにないので、飲み物を持参してください。
・案内標識が少ないため、位置情報を事前に確認してから出発します。
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