折多山
中国旅行ガイド

折多山

横断山脈に属する大雪山の支脈

自然景観 自然景観 甘孜 四川省 写真 3 枚

概況:
折多山(せったざん)は、中国四川省甘孜チベット族自治州康定市に位置する、標高4962メートルの山です。横断山脈に属する大雪山の支脈で、その名はチベット語で「曲がりくねった」を意味する「折多」に由来します。国道318号線(川蔵線)が山を貫き、その九曲十八弯とも形容される急カーブの連続する道は、「二郎山は人を驚かせ、折多山は人を翻す(疲れさせる)」と言われるほどです。折多山は単なる山ではなく、重要な地理的・文化的境界線として知られています。山の西側は青藏高原の東端が始まる高原地帯、東側は高山峡谷地帯となっており、大渡河と雅礱江の分水嶺であると同時に、ここを越えると本格的な康巴蔵区(チベット文化圏)に入るとされています。そのため「康巴第一関」とも称されます。

見所:
折多山の垭口(峠)は標高4298メートルにあり、ここが主要な観光スポットです。白塔と無数の五色経幡が風に翻る光景は、チベットの信仰を感じさせる荘厳なものです。
垭口の観景台からは、「蜀山の王」と呼ばれる標高7556メートルの貢嘎山(ミニヤコンカ)を含む雪山群を一望できます。冬から春先にかけては、山肌が雪に覆われた雄大な景色が広がります。
峠からさらに歩を進めると、冬期に神秘的な青色に凍る「藍冰海子」と呼ばれる高山湖を見ることができます。
国道318号線の「九曲十八弯」と呼ばれるヘアピンカーブの連続する道そのものが、車窓から楽しめる壮大な景観です。

入場料:無料。ただし、垭口の観景台エリアや駐車場を利用する場合、地元により清掃費や駐車料金として少額(例:駐車10元、トイレ使用1元など)が徴収されることがあります。

営業時間

ハイシーズン:終日開放
ローシーズン:終日開放
(※垭口の施設や駐車場は事実上終日利用可能ですが、観光は日中の明るい時間帯が安全で景色も楽しめます。)

アクセス

住所:四川省甘孜チベット族自治州康定市二台子中橋北方側(折多山観雪台)
公共交通機関:
最も一般的な方法は、まず州都の康定市までバスなどで移動し、そこから折多山を経由して新都橋方面へ向かう長距離バスに乗車することです。ただし、バスは途中の景観スポットで自由に停車しないため、景色をゆっくり楽しみたい方には不向きです。
景色を存分に楽しむには、康定市からタクシーやレンタカー、あるいは現地のドライバーによるチャーター車を利用するのがおすすめです。康定から折多山垭口までは車で約1時間の道のりです。

旅のヒント

折多山垭口の標高は約4300メートルと非常に高く、高山病のリスクがあります。到着後は激しい運動を避け、体調に注意しながら行動してください。必要に応じて酸素ボンベや抗高山病薬を準備すると安心です。
高原の天候は非常に変わりやすく、急に気温が下がったり風雪が強まったりします。防寒着(ダウンジャケットやフリース)、手袋、帽子は必携です。日差しが強いので、サングラスや日焼け止めも忘れずに。
地元のチベット文化を尊重しましょう。経幡(五色の旗)を踏んだり傷つけたりしない、マニ堆(石積み)は時計回りに回るなど、基本的なマナーを守ってください。
冬季(概ね9月~翌年5月)は積雪と路面凍結により道路が通行止めになることが頻繁にあります。旅行前には最新の天気予報と道路情報を必ず確認し、冬期の運転にはスタッドレスタイヤやチェーンの準備が必要です。

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