大明湖
中国旅行ガイド

大明湖

旧城内にある湖

自然景観 自然景観 済南 山東省 写真 4 枚

概況:
大明湖は、中国山東省済南市の旧市街地北東部に位置する、総面積約103.4ヘクタール、湖面面積約58ヘクタールの天然湖です。市内の趵突泉、黒虎泉、珍珠泉など72の名泉の水が集まって形成されており、「中国第一泉水湖」とも称されます。その歴史は古く、北魏の地理学者・酈道元が著した『水経注』にその記述が見られ、隋唐の時代には「歴水陂」と呼ばれていました。金代に「大明湖」の名が定着し、その後、北宋の文人・曾鞏が水害対策として北水門を築くなど、歴代の整備を経て現在に至ります。13世紀にはマルコ・ポーロもその美しさを称賛したと伝えられ、李白や杜甫をはじめとする多くの詩人や文人が訪れ、詩歌を残したことでも知られる文化的景勝地です。公園は1958年に整備され、2017年からは全域が無料で開放されています。湖の周囲には「一閣、三園、三楼、四祠、六島、七橋、十亭」と言われるほど多くの歴史的建築物が点在し、特に「四面荷花三面柳、一城山色半城湖」と詠われるように、夏のハスと春から秋にかけての柳の風景が美しいことで有名です。

見所:
・超然楼:大明湖のシンボルとも言える楼閣で、「江北第一楼」と称されます。夜にはライトアップされ、湖面に映るその姿は特に幻想的です。楼内には歴史文物が展示されており、最上階からは大明湖の全景を一望できます。
・歴下亭:湖心島に浮かぶ八角形の亭で、唐代の詩人・杜甫が「歴下此亭古、済南名士多」と詠んだことで知られます。清の乾隆帝直筆の扁額が掛かり、文人墨客が集った歴史を感じさせる静謐な空間です。
・鉄公祠:明代の忠臣・鉄鉉を祀る祠堂です。精巧な建築と静かな庭園が特徴で、祠内には彼の事績を記した石碑などが残されています。
・南豊祠と雨荷庁:北宋の文学者で済南知事も務めた曾鞏(南豊先生)を祀る祠堂です。隣接する「雨荷庁」は、テレビドラマ『還珠格格』に登場する夏雨荷ゆかりの地としても知られ、ロマンチックな雰囲気が漂います。
・遊船体験:湖上を巡る遊船に乗れば、陸からとは異なる角度から歴下亭や湖畔の楼閣を眺めることができます。船着場は複数あり、コースも様々です。

入場料:
公園自体の入場は無料です。ただし、園内の一部施設(超然楼、稼軒祠、秋柳詩社など)に入場する場合は別途入場料が必要となります。超然楼の入場料は40元です。

営業時間

公園の開園時間は、季節を問わず05:00から22:00までとなっています。園内の各施設(超然楼など)の営業時間はこれより短く、通常は09:00頃から17:00頃までです。詳細は訪問時にご確認ください。

アクセス

住所:
山東省済南市歴下区大明湖路271号に位置しています。
公共交通機関:
市内バスが最も便利です。「大明湖駅」や「大明湖南門駅」、「大明湖西南門駅」など、複数のバス停が周辺にあります。K98路、K91路、6路、11路、41路、K54路など、多くの路線が利用できます。地下鉄をご利用の場合は、2号線の「北園駅」で下車し、南口(D出口)から歴黄路を南へ約800メートル歩くと東門に到着します。

旅のヒント

公園内は広く、一周するにはかなりの時間と歩行が必要です。園内を巡る観光バス(約30元)や遊船を利用すると、効率的に主要スポットを回ることができます。
湖の周辺は石段や橋が多い場所もあります。安全のため、歩きやすい靴での訪問をお勧めします。
特に夏季の週末や連休期間は大変混雑します。落ち着いて鑑賞したい方は、平日や朝早い時間帯の訪問がおすすめです。
園内の歴史的建造物や文化財は大切に扱いましょう。立ち入り禁止区域には入らないでください。
最新の情報、特に施設の営業時間やイベントなどは、訪問前に公式情報や現地の案内でご確認されることをお勧めします。

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