サキャ寺
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サキャ寺

多くの文物が納められているチベット仏教サキャ派の寺院「サキャ寺」

寺院・宗教施設 寺院・宗教施設 拉孜 チベット自治区

概況:
サキャ寺(薩迦寺)は、チベット自治区シガツェ(日喀則)地区のサキャ県(薩迦県)に位置するチベット仏教サキャ派(花教)の主寺です。1073年、吐蕃貴族の昆氏一族の子孫である昆・貢却傑布によって創建され、900年以上の歴史を誇ります。寺院の名は、創建の地である本波山の斜面が灰白色の土で覆われていたことに由来し、「灰白土」を意味するチベット語「サキャ」から来ています。寺院の外壁は、文殊菩薩を象徴する赤、観音菩薩を象徴する白、金剛手菩薩を象徴する青(または黒)の三色の縞模様で塗られており、これが「花教」という通称の由来にもなっています。13世紀には、サキャ派の第五祖であるパクパ(八思巴)によって南寺が建立され、サキャ王朝の下でチベットの政治・宗教・文化の中心として繁栄しました。寺内には経典や壁画など歴史的価値の高い文物が膨大に所蔵されており、「第二の敦煌」と称されるゆえんです。

見所:
・「ラカンチンモ」(大経堂):寺院の中心建築で、内部には「元の皇帝が賜った柱」「虎が運んできた柱」など伝説に彩られた太い柱が立ち並びます。壁にはチベット仏教の教義や歴史を描いた壁画が数多く残されています。
・「経典の壁」:大経堂の奥には、天井まで積み上げられた無数の経典が収められた巨大な書庫があり、その圧巻の光景は「慧海経山」とも称されます。中には金粉で書かれた世界最大級の経典も所蔵されています。
・「四大奇宝」:寺院が所蔵する四つの宝物。竹青白瓦巴がインドから請来した依怙神像「貢布古如」、大訳師パクパロツァワが建立したとされ内部から水が湧くという仏塔「朗結曲丹」、サパン(薩班)の本尊像である文殊菩薩像、パクパ(八思巴)が供奉した本尊仏像である玉卡姆度母像です。
・独特の建築様式:元代の影響を受けた城塞のような構造で、二重の城壁と四隅の角楼、さらにはかつては堀も巡らされていました。チベットでは珍しい防御的な城郭建築の特徴を見ることができます。
・サキャ北寺跡:仲曲河の対岸にある創建当初の寺院跡。現在は廃墟となっていますが、かつての壮大な規模を偲ばせます。一部の建物は修復され、仁欽崗拉章などを見学できる場合もあります。

入場料:45元(チベット族は無料)。一部の情報では55元としているものもあります。

営業時間

ハイシーズン:9:00〜18:30
ローシーズン:9:00〜18:00
(注:早朝7時30分前に西門から入場すると、拝観料が無料になる可能性があるという情報もあります。また、僧侶の朝の勤行を見学できる場合もあります。)

アクセス

住所:チベット自治区シガツェ市サキャ県八思巴路奔波山下
公共交通機関:
シガツェ市からのアクセスが一般的です。シガツェ長距離バスターミナルからサキャ県行きの路線バスが運行されています(朝8時頃発車、所要時間約3~5時間、料金は45元~60元程度)。サキャ県から寺院までは歩いて行くことができます。タクシーや相乗り車を利用する方法もあります。

旅のヒント

寺院内の大殿(本堂)など、多くの場所では写真撮影が禁止されています。撮影する前には必ず許可を確認しましょう。
チベット仏教の信仰を尊重し、仏像を指さしたり、殿内で大声を出したりしないよう心がけてください。
現地の僧侶や信者の方々に撮影を希望する場合は、事前に丁寧に許可を得ることをお勧めします。
サキャ県の標高は約4280メートルと高いため、体調管理に注意し、無理をしないようにしましょう。
寺院周辺の宿泊施設や飲食店は大都市に比べて限られています。宿泊を計画する場合は、その点を考慮しておくと良いでしょう。

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