略陽概況

地名【中国語】：略阳【リュエ ヤン 】,【ピン音】：lue yang ,地名【日本語】：略陽
郵便番号：724300 ,エリアコード：0916
 略陽県は嘉陵江上流、秦嶺の南の麓の西端、陝西省と甘粛省の接する地域に位置して、漢の元鼎6年（紀元前111年）から県として作られ始めました。“軍事の要塞として【略】、象山の南から【陽】”と、略陽としてよばられました。全県の総面積は2831平方キロメートルで、総人口は20.1万人です。
略陽の東南は勉県、寧強境と接して、西北と甘粛省の康県、成県、徽県は相連なって、宝成線は南北を貫いて、309省道と"十堰-天水高速道路"は横切っています。略陽県は漢中の西の表門と陝西、甘粛、四川3省の重要な物資の集散地です。
 略陽県の地理環境は沢山の漢方薬の成長に適応、特に、杜仲の栽培面積が約60万畝で、全国最大な杜仲栽培基地となりました。略陽は【杜仲の郷】の称号があります。

略陽の歴史

略陽は戦国時代以前が白焉氏族の集まり住む東城に属しました。前漢元鼎6年（紀元前111年）は県東黒河東岸に県を置いて、武都郡に属しました。三国時代の蜀建興7年（229年）は今城関鎮で武興城を創りましました。西魏廃帝元年（552年）東益州を興州と、武興郡を順政郡改称しました；廃帝3年更に武興県を漢曲県に；西魏で明水県を落叢県と改称しました。北周の武帝の時に頭郡として廃棄されました 。
隋の開皇三年（583年）順政、落叢を廃棄し；六年、落叢県を厨北県に；八年、厨北県を鳴水県に；十八年に漢曲県を順政県に改称しました。大業二年（606年）興州を順政郡に、唐の武徳元年（618年）に、順政郡を興州に改称しました。貞観三年（629年）長挙県を頭城北に，長慶元年（821年）鳴水県を廃棄した。南宋開禧三年（1207年）、興州を[シ丐]州に，順政県を略陽県に改称しました。
元の20年（1283年）長挙県を廃棄し、略陽県に入って、[シ丐]州を鈴水県に。明成化22年（1486年）が寧羌州に属して、崇禎7年（1634年）は漢中府に属しました。乾隆の31年（1766年）に県の北（今の観音寺）に清平県を置きました。
道光2年（1822年）は黒河県長を設けて、光緒2年（1876年）はまた観音寺に変えて県に分けました。1914年に漢中道に属しました。1928年は直属省となりました。1931年、観音寺分県は略陽県に合併されました。
1949年陝南地方行政機構区に、1951年南鄭専区に、1953年漢中専区に、1969年漢中地区に、1996年漢中市に属しました。

観光資源

略陽は歴史の悠久の名所旧跡と独特な自然の景観があります。境界内の古桟道【蜀道】は、古代の関中と甘粛を四川に到達する交通の要路の一つで、高い山と険しい峰に古代の文化の堆積はきわめて手厚いです。県政府南から3.2キロメートル離れている霊岩寺は“陝南の小碑林”と名乗っています。その寺は唐開元年代に天然の鐘乳洞を利用して作られました。秘蔵品は“漢の3頌”《甫の閣がたたえる》の含める歴代の懸崖の石碑に彫りつけた文字(図画)約、130数立方メートルで、書道と歴史を研究する貴重な宝物です。
略陽南郊外の嘉陵江畔に位置しる江神廟は、長江流域で最も良く保存する遊牧民族の羌人の文化的遺跡です。霊岩滴翠、嘉陵晩渡などの古興州八景はとても有名です。省級の五竜洞森林公園は、典型的なカルスト地形で、奇異な石形、密生する森林と見事な鐘乳洞の群の組合せが独特な自然の景観を構成しました。

交通と気候

略陽は四川省、甘粛省、陝西省の境界の接する地域に位置していますから、交通はとても便利です。
駅：西安から約7時間、成都から約7時間。
高速道路：西安から約4時間、成都から約5時間。

略陽は北アジア熱帯の山地暖温帯のやさしい季節風気候に属して、夏は猛暑がなく、冬は厳寒がなくて、年の平均気温は13.2℃、一番暑いのは7月で、最高気温は31度で、一番寒いのは1月で零下2度になります。平均の降雨量は860ミリメートルです。