皇城遺跡
元朝永昌王官殿、元至元年間(1335~1340)、永昌王は今の永昌県に遷都してからここは避暑行宮となっている
概況:
皇城遺跡(皇城故址)は、甘粛省張掖市肅南裕固族自治県皇城鎮にある元代の遺跡です。皇城灘の北部、皇城河の東側の草原に位置し、元朝の永昌王・只必帖木儿によって築かれた牧馬城と避暑宮殿がその起源です。「鄂尔朵古城」(オルド古城)とも呼ばれ、モンゴル語で「宮殿」を意味し、かつては永昌王の夏の離宮として栄えました。現在は南北二城からなる遺構が残り、南城と北城は約200メートル離れており、かつての栄華を偲ばせる土塁が広大な草原に静かに横たわっています。700年以上の時を経て、かつての宮殿は草原に戻り、歴史の移り変わりを感じさせる風情があります。
見所:
・南北二城の遺構:南城は東西320メートル、南北300メートルで、城壁の保存状態が比較的良好です。北城は一辺395メートルの方形で、規模が大きいですが、崩落が進んでいます。
・独特な城防構造:南城の周囲には二重の護城河が巡らされ、城壁には円形の土墩が配置されるなど、複雑な軍事防御システムを見ることができます。
・永昌王と王妃の伝説:元末の兵乱で亡くなった永昌王妃が当地に葬られたという「娘娘坟」の伝説が残り、歴史のロマンを感じさせます。
・草原と遺跡の調和:広大な皇城灘の草原と、その中にたたずむ遺跡のコントラストは、訪れる人に悠久の時を実感させます。
入場料:情報が確認できなかったため、現地でご確認ください。
営業時間
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00~18:00
ローシーズン(11月1日~3月31日):9:00~17:00
アクセス
住所:甘粛省張掖市肅南裕固族自治県皇城鎮
公共交通機関:
張掖市から肅南県行きのバスを利用し、皇城鎮で下車します。皇城鎮から遺跡まではタクシーや現地の交通手段を利用することになります。公共交通の本数が限られる場合があるため、事前の確認をお勧めします。
旅のヒント
遺跡は草原地帯にあり、昼夜の気温差が大きいです。防寒着や日焼け対策を十分にご準備ください。 遺構は土で築かれており、脆弱な部分があります。文化財保護のため、城壁への登攀や落書きはお控えください。
周辺には売店やトイレが少ない場合があります。飲料水や軽食を持参し、ゴミは必ずお持ち帰りください。
広大な草原では道に迷わないよう、指定された遊歩道を歩き、単独での行動はなるべくお控えください。
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