富楽山
三国志ゆかりの歴史文化名山
概況:
富楽山(ふらくさん)は、中国四川省綿陽市游仙区に位置する、三国志ゆかりの歴史文化名山です。かつては「東山」や「旗山」と呼ばれていましたが、後漢の建安16年(211年)、蜀に入った劉備がこの山で劉璋と会見した際、蜀の豊かさを見て「富(と)みたるかな、今日の楽しみ!」と感嘆した故事に由来して現在の名がつけられました。標高は約600メートルで、「綿州第一山」と称されるほど高く、広く、秀麗で優雅な景観が特徴です。園内は中国古典園林の造園手法を取り入れ、山と水を基本とし、明清時代の蘇州園林の風格を模して建物と植生が調和した景観を作り出しており、三国文化の遺跡と自然風景が見事に融合した都市公園となっています。
見所:
山頂にそびえる「富楽閣」は、高さ約46メートル、五層の楼閣で、武漢の黄鶴楼にも比肩する風格を持ち、綿陽市街を一望できます。
劉備が豫州牧であったことにちなんで名付けられた「豫州園」は、池に映る亭台楼閣が絵のように美しい、江南風の庭園です。
李白や杜甫など歴代の詩人による綿州を詠んだ詩や書を刻んだ「綿州碑林」は、長さ300メートル以上の崖壁に広がる文化芸術の宝庫です。
劉備と劉璋の「涪城会」を記念して建てられた「富楽堂」では、紅牆黄瓦の四合院建築と、当時の会見の様子を再現した大型泥塑群像を見学できます。
正門近くにある「桃園結義」の大型塑像は、三国志の世界観を象徴するフォトスポットです。
梅園、海棠園、竹海など、季節ごとに様々な花や緑を楽しめる「植物園」群が山内に点在しています。
入場料:無料。
営業時間
ハイシーズン:7:00〜19:00
ローシーズン:7:00〜19:00
アクセス
住所:
四川省綿陽市游仙区芙蓉路103段10号
公共交通機関:
市内の多くのバス路線が富楽山公園にアクセスしています。主な路線は、3路、12路、17路、20路、22路、25路、29路、46路、51路、58路、69路、75路、92路、98路などです。綿陽駅や市中心部からも便利です。
旅のヒント
園内は広く、階段や坂道もありますので、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。
園内の歴史的建造物や碑林などは大切な文化財です。触ったり、落書きをしたりしないよう、マナーを守って見学しましょう。
特に週末や花のシーズン(春の花見や秋の菊展など)は混雑することがあります。ゆとりを持った計画を立てると良いでしょう。
園内には売店や飲食店が限られている場合があります。特に長時間の散策を計画される方は、飲料水などをあらかじめ準備されると安心です。
公園は地元の方々の憩いの場でもあります。静かに散策し、ゴミは必ず指定の場所に捨てるなど、公共の場としてのルールを守りましょう。
富楽山の写真
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