扎実倫布寺(タシルンポ寺)
班禅喇嘛の助錫の地
概況:
扎什伦布寺(タシルンポ寺)は、チベット第二の都市である日喀則市(シガツェ、標高約3836メートル)に位置する、ゲルク派(黄教)を代表する大寺院です。1447年に一世ダライ・ラマの根敦珠巴によって創建され、四世パンチェン・ラマ以降、歴代パンチェン・ラマの駐錫地(本拠地)として発展してきました。寺の名前は「吉祥須弥寺」を意味し、15万平方メートルもの広大な敷地に、壮麗な宮殿や霊塔殿、3600を超える建物が立ち並びます。ここは単なる観光地ではなく、今もなお活気あふれる信仰と学問の中心地であり、僧侶たちの修行の場でもあります。
見所:
寺院の中心となる「措欽大殿(大経堂)」は、創建当時からの建築で、2000人以上が参集できる広大な空間です。
「強巴仏殿(弥勒仏殿)」には、高さ26.2メートルにも及ぶ世界最大級の弥勒仏銅像が鎮座しており、その荘厳な姿は一見の価値があります。
歴代パンチェン・ラマの霊塔が祀られた「霊塔殿」では、特に四世パンチェン・ラマや十世パンチェン・ラマの霊塔が絢爛豪華で知られています。
「展仏台」は高さ32メートルもあり、毎年蔵暦5月14日から16日にかけて行われる展仏節(巨大な仏像の掛け軸を公開する祭り)では、多くの信者で賑わいます。
「甲納拉康(漢仏堂)」には、歴代中国皇帝から贈られた貴重な宝物や文物が収蔵されており、歴史的な関係を物語っています。
入場料:
ハイシーズン(旺季):100元
ローシーズン(淡季):55元
※現地のチベット族は無料、学生証の割引はありません。
営業時間
ハイシーズン:09:00~19:30
ローシーズン:09:00~17:00
※仏殿によっては、昼の12:00~14:00(または15:00)の間は閉まっている場合がありますので、見学は午前中がおすすめです。
アクセス
住所:
西藏自治区日喀則市桑珠孜区几吉朗卡路1号
公共交通機関:
日喀則駅からは、1号線バスに乗車し「上海広場」バス停で下車、そこから徒歩約1キロメートルです。
市内での移動は、タクシーが便利で、市内であれば10元が相場です。オート三輪車(トゥクトゥク)も利用でき、2~3元から交渉可能です。
旅のヒント
寺院内では、礼儀として時計回りに回りましょう。経堂や仏塔の周囲を歩く際も同様です。
仏殿内部の撮影は基本的に禁止です。許可を得て有料で撮影できる場合もありますが、フラッシュの使用は厳禁です。
服装は肌の露出が少ないものを心がけ、仏殿内に入る際は帽子やサングラスを外すのがマナーです。
寺院は山の斜面に建てられており、見学には多くの階段や坂道を歩くことになります。標高が約3800メートルと高いので、行動はゆっくりとし、高山病対策を万全にしましょう。
見学には2~3時間は見積もることをおすすめします。内部の道は複雑なため、案内標識に従って回ると良いでしょう。
扎実倫布寺(タシルンポ寺)の写真
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