夏至のご挨拶
時間:2025-06-21 13:21作者:z閲覧数:
本日6月21日は、夏至(げし)――一年で最も昼の時間が長い日です。しとしとと雨の降る梅雨の合間にも、夏の訪れを感じる光が差し込むこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
夏至とは?
夏至は二十四節気の第10番目の節気です。 太陽の黄経は90度に達します。 毎年6月20日から22日の間に迎えます。 夏至の日、太陽が地面に直接あたる位置は一年の中で最も北にあり、ほぼ北回帰線に直射します。
中国の「夏至」― 食の風習
中国では「夏至」は昔から重要な節気とされ、さまざまな食文化や風習が今も受け継がれています。
その中でも有名なのがこの言葉:
「冬至餃子夏至麺」(ドンジージャオズー、シャージーミェン)
――冬至には餃子を、夏至には麺を食べるという伝統です。
また、こんな言い伝えも残っています:
「吃过夏至面,一天短一线」
「夏至に麺を食べると、そこから一日が一線ずつ短くなっていく」
このように、細く長い麺には、夏至の長い日照時間を象徴させ、暑さに備えて体調を整えるとともに、「細く長く健やかに」との縁起を担ぐ意味も込められています。
また、地域によっては「夏至餅(シャージーピン)」と呼ばれる薄いパン生地に、青菜・豆・豆腐・お肉などを包んだ料理を作り、祖先にお供えした後、家族や親戚に分けて食べる風習も。
この「夏至餅」には、夏の恵みに感謝し、無病息災を願う気持ちが込められているのです。