歴史と風が刻んだ遺跡、世界遺産の扉を叩く西夏陵
時間:2025-07-09 14:29作者:z閲覧数:
第47回ユネスコ世界遺産委員会が、現地時間7月7日よりフランス・パリのユネスコ本部でスタートしました。今回の会議では、中国・寧夏回族自治区にある「西夏陵(せいかりょう)」を含む30件の候補地が、世界遺産への登録を目指して審査されます。
今年の審査対象一覧
登録が検討されているのは以下の通り:
・文化遺産:24件
・自然遺産:5件
・複合遺産(文化+自然):1件
中国からは「寧夏西夏陵」のみがエントリー!
中国が今回推薦しているのは、「寧夏西夏陵」ただ1件のみ。文化遺産としての登録を目指しています。
西夏陵は、かつて中国西部に存在した西夏王朝(1038〜1227年)の皇帝たちの陵墓群であり、「東方のピラミッド」とも称される壮大な歴史遺跡です。歴史的・建築的にも高い価値を持ち、中国古代文明の多様性と包容力を象徴する文化財として注目されています。
【現在の世界遺産登録数】(2025年7月時点)
・合計:1223件
・文化遺産:952件
・自然遺産:231件
・複合遺産:40件
今回の委員会では、すでに登録済みの2件の遺産について、範囲の大幅な変更提案も審議される予定です。
世界の文化と自然の宝を未来へ。
寧夏西夏陵が世界遺産に登録されれば、中国にとって新たな文化的里程標となるでしょう。登録結果にも注目が集まっています!