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鄭州城隍庙

概況:
鄭州城隍廟(正式名称:鄭州城隍霊佑侯廟)は、河南省鄭州市管城回族区商城路4番地に位置する、明代初期(洪武年間)に建立された道教の廟です。この廟は、漢の高祖劉邦に仕え、劉邦を救うために身を犠牲にした紀信将軍を城隍神(街の守護神)として祀っており、その忠義の故事に由来して建立されました。総面積約6,500平方メートルの境内には、山門、儀門、戲楼、大殿、後寝宮などの中軸線に沿った建築群が壮麗に並び、河南省で規模が最大かつ保存状態が最も良好な明清時代の古建築群として知られています。1963年に河南省文物保護単位に、2013年には国務院により全国重点文物保護単位に指定され、その歴史的・建築的価値が高く評価されています。

見所:
・精巧な戲楼:高さ約15メートルの歇山式二重楼閣で、屋根の正脊には遊龍や鳳凰、荷花、獅子などの精緻な彫刻が施され、中国国内でも非常に珍しい建築様式として評価されています。
・大殿の彫刻藝術:大殿の屋根には龍や鳳凰、「八仙過海」の物語をはじめ、蒼松翠柏、人物、鳥獣などが調和して彫刻されており、明清時代の高い工芸技術を窺うことができます。
・廟会の賑わい:毎年旧暦の3月18日前後や春節期間中に開催される廟会では、豫劇の上演、民間芸術の展示、多種多様な郷土料理や工芸品の屋台が並び、地元の活気ある民俗文化を体験できる大きな見所となっています。
・歴史的碑刻:廟内には明代の工部都水司主事・張大猷による草書の石碑「福贊碑」をはじめとする、合計20余点の貴重な碑刻が保存されています。

入場料:無料(通常時)。ただし、廟会などの特別な行事期間中には、場合により有料(例:10元)となることがあります。
中国語名:
郑州城隍庙(zhèng zhōu chéng miào)
鄭州城隍庙の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00~17:30(入場は17:00まで)
ローシーズン(11月1日~3月31日):8:30~17:00(入場は16:30まで)
鄭州城隍庙へのアクセス:
住所:
河南省鄭州市管城回族区商城路4番地(紫荆山路との交差点東側)
公共交通機関:
鄭州市内からは、2路、52路、58路、61路、65路、727路、B17路、Y801路などの市バスを利用し、「城隍廟」バス停で下車します。最寄りの鉄道駅からはタクシーを利用するのも便利です。
注意事項:
廟内の建築物や碑刻は貴重な文化財ですので、触れたり、傷つけたりすることのないようご注意ください。
参観の際は、他の訪問者や信仰の場としての静謐な雰囲気を保つため、静かにご観覧くださいますようお願いします。
廟会など混雑が予想される時期にお越しの際は、スリや置き引きにご注意いただき、貴重品の管理には十分お気をつけください。
境内は石畳や階段が多いため、歩きやすい靴でのご来訪をお勧めします。夏季は日差しが強いため、帽子や日焼け止め対策を忘れずに。

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