黄河遊覧区

概況：
黄河遊覧区（正式名称：郑州黄河文化公园）は、河南省鄭州市の北西約20キロメートルに位置する黄河沿岸の大規模な観光名所です。ここは地上の「懸河」として知られる黄河の起点であり、黄土高原の終点、そして黄河の中流と下流を分ける地理的な境界線にもなっています。1970年代に荒れ山だった場所から開発が始められ、現在は国家AAAA級観光地および黄河国家地質公園に指定されており、その広さは20平方キロメートル以上に及びます。雄大な黄河の自然景観と、悠久の歴史を持つ黄河文化を融合させたこの場所は、「中华民族の魂」を体感できる黄河観光の中心地として、国内外から多くの観光客が訪れます。

見所：
炎黄二帝巨塑は、高さ106メートルにも及ぶ山体を利用して造られた巨大な石像で、中華民族の始祖とされる炎帝と黄帝をかたどったものです。その迫力ある姿は訪れる人々に強い印象を与えます。
五龍峰景区は園内の中心エリアで、五つの山頂が龍のように連なる景観が特徴です。ここからは滔滔と流れる黄河の壮大な景色を一望できます。
黄河国家地質博物館では、黄河の形成史や地質学的な特徴を、写真や模型、さらには砂塵嵐や地震を模擬体験できるコーナーなどで学ぶことができます。
岳山寺景区には浮天閣や極目閣などの楼閣が建ち、特に春には一面の菜の花畑が広がり、多くの写真愛好家を魅了します。
黄河碑林には、黄河にまつわる古今の著名な書家や文人の書碑が数多く立ち並び、書道芸術を鑑賞できる場所となっています。

入場料：
大人の入場料は、情報により28元、48元、60元、67元などがあります。最新かつ正確な料金は公式情報でご確認ください。身長1.4メートル以下の児童、60歳（一部情報では70歳）以上の高齢者、障害者、現役軍人などは無料で入場できる場合があります。学生と教師は有效的な証書の提示で半額などの割引が適用されます。園内の索道（ロープウェイ）や気垫船（ホバークラフト）などのアトラクションは別途料金がかかります。邙山黄河游览区(shān huáng hé yóu lǎn qū)ハイシーズン：6:00～20:00（または6:30～19:00）
ローシーズン：6:00～20:00（または6:30～19:00）
※季節や天候により変動する可能性があります。住所：
河南省鄭州市恵済区江山路黄河南岸1号
公共交通機関：
鄭州駅前から16路バスに乗車し、終点の「黄河風景名勝区」で下車します（料金5元、所要時間約1時間）。文化路陳寨からは18路バス（料金2元）も利用できます。市内からB17路または遊8路バスも直通しています。自驾車の場合は、ナビゲーションで「黄河文化公園」を設定すると便利です。園内は広いため、効率的に回るには園内電瓶車（電気カート）の利用がお勧めです。
春先は風が強い日が多いため、防寒着や風を通さない上着を持参すると良いでしょう。
炎黄二帝巨塑の頂上へ登る石段は狭く急な部分がありますので、足元に十分注意し、高齢者や小さなお子様連れの方は南側の緩やかな坂道を利用されることをお勧めします。
黄河の水量や天候により、気垫船の運航が中止になったり、「黄藍交界」（黄河と海の水が交わる景観）が見られない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
文化財や自然を大切にし、ゴミは必ず指定の場所に捨て、美しい環境を保つようご協力ください。