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宋仁宗永昭陵

概況:
永昭陵(えいしょうりょう)は、河南省鄭州市鞏義市(きょうぎし)市内にある北宋第4代皇帝・仁宗趙祯(じんそう ちょうてい)の陵墓です。北宋皇陵「七帝八陵」の一つに数えられ、1063年に造営が開始され、7か月という短期間で完成しました。陵園は南北約980メートル、東西約260メートルの広大な面積を持ち、南高北低の地形に沿って築かれているのが特徴です。他の多くの宋陵が農村部に位置するのに対し、永昭陵は市街地にありながら良好に保存され、1995年から1997年にかけて国家事業として主要な地上建築物が復元されました。これは宋陵の中で唯一復元された皇陵であり、国定の全国重点文物保護単位にも指定されているほか、2022年には国家AAA級観光地に認定されています。

見所:
神道の両側に整然と並ぶ60体の石像生(せきぞうしょう)は、文官や武官、動物など様々な姿を彫刻したもので、宋代の写実的な石彫り技術の高さを窺い知ることができます。
中でも「瑞禽(ずいきん)」と「角端(かくたん)」と呼ばれる石刻は、宋代彫刻史における傑作とされ、その独特の造形は一見の価値があります。
陵園内では、鵲台(じゃくだい)や乳台、門阙、角阙など、宋代の皇陵の基本的な建築構造を見学できます。これらの建築は歴史的記録に基づいて復元されたものです。
永昭陵には仁宗のほか、慈聖光献曹皇后の陵墓もあり、皇帝陵と皇后陵がセットで残る貴重な例となっています。
園内は松や柏の木が植えられ、緑豊かな公園としても整備されています。地元の方々の憩いの場にもなっており、散策を楽しむことができます。

入場料:
入場は無料です。より詳しい解説をご希望の場合は、有料(30元前後)でガイドさんの解説を利用できる場合があります。
中国語名:
宋仁宗永昭陵(巩义)(sòng rén zōng yǒng zhāo líng gǒng yì)
宋仁宗永昭陵の観光時間:
ハイシーズン:8:00~18:00
ローシーズン:8:00~18:00
※一部の情報源では「終日開放」としているものもあります。確実な情報は現地の掲示に従ってください。
宋仁宗永昭陵へのアクセス:
住所:
河南省鄭州市鞏義市杜甫路84号
公共交通機関:
鞏義市街では、1路、2路のバス路線が「永昭陵」または「宋陵」最寄りのバス停を経由します。その他、3路、6路、7路、9路、11路などのバスを利用し、公園の北門(宋陵大厦駅)、南門(陽光医院駅)、東門(武警医院駅)で下車する方法もあります。
注意事項:
貴重な文化遺産である石刻や建築物を保護するため、石像などにはむやみに触れないようお願いします。
園内は広く、見学には歩きやすい靴が適しています。夏季は日差しが強いため、帽子や日焼け止めなどの対策があると快適です。
静かな歴史の場ですので、他の見学者の迷惑にならないよう、お静かに観覧ください。
ゴミは必ず指定の場所に捨てるか、お持ち帰りいただき、美しい環境を保つようご協力をお願いします。
地下の墓室や陵台内部は一般に公開されていませんので、あらかじめご了承ください。

宋仁宗永昭陵の写真

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