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鄭王陵博物館

概況:
鄭王陵博物館(鄭国車馬坑景区)は、河南省鄭州市新鄭市の鄭韓故城東城西南部に位置する、春秋時代の鄭国貴族墓地を原址で保存・展示する専門博物館です。敷地面積は約50万平方メートルに及び、その中に2700年前の鄭国陵墓が3000基以上、大中型の車馬坑が18座も密集している、全国で発見された春秋墓地の中で最多の墓葬数を誇ります。特に「中」の字型をした鄭公大墓と多数の車馬坑群は、当時の葬制や車馬制度を窺う貴重な資料となっており、「地下に牛一頭寝かせる余地もない」と形容されるほどです。この博物館は、鄭国が22代の国君のうち21代をこの地に葬ったことから、「鄭王陵」と呼ばれ、2002年8月にオープンしました。また、韓が鄭を滅ぼした後、鄭の王陵の風水を破るためにこの地に大型の官営鋳鉄工房を建設したという歴史的な痕跡も見られます。

見所:
「中」字型大墓(鄭公大墓):全長45メートルで南北に墓道を持つ鄭国国君の墓です。墓道からは装飾が豪華な車が45両も発見され、当時の「僭越」の現象を物語っています。
一号車馬坑:春秋時代において葬車数が最多となる22両の車と多くの馬骨が埋葬された坑です。鄭国特有の「拆車葬」の習俗を見学できます。
三号車馬坑:面積が一号坑のほぼ2倍で、122匹の馬骨と4両の車が発見されました。特に1号車は長さ2.56メートル、幅1.66メートルと大きく、豪華な装飾が施されています。
各種文物展示:墓域から出土した「九鼎八簋」をはじめとする青銅礼器や、象牙龍飾車、楼車など、貴重な文物の数々を鑑賞できます。

入場料:情報を確認中です。現地でご確認いただくか、オンライン旅行プラットフォームで最新の料金情報をご参照ください。
中国語名:
郑韩故城/郑王陵博物馆(zhèng hán gù chéng zhèng wáng líng bó wù guǎn)
鄭王陵博物館の観光時間:
ハイシーズン(夏期):8:30~18:00(入場は17:30まで)
ローシーズン(冬期):8:30~17:30(入場は17:00まで)
※ 年間を通じて8:30に開園します。
鄭王陵博物館へのアクセス:
住所:
河南省鄭州市新鄭市文化路1号
公共交通機関:
鄭州市内から新鄭市行きの長距離バスを利用し、「新鄭市」で下車後、市内タクシーなどを利用して「鄭王陵博物館」へ向かいます。
注意事項:
博物館の区域内では、貴重な文化財を保護するため、展示品や遺構に触れることはお控えください。 園内は石段や遺構が多く、歩きやすい運動靴やスニーカーでのご来訪をお勧めします。
夏季は日差しが強いため、帽子や日焼け止めなどの暑さ対策を、冬季は防寒対策を十分にお取りください。
美しい環境を保つため、ゴミは指定の場所に捨てるようご協力ください。
混雑時には入場に時間がかかることがありますので、余裕を持ったスケジュールでお越しください。
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