総統府

概況:
南京総統府(中国近代史遺址博物館)は、南京市玄武区長江路292号に位置する、中国近代建築遺存の中で規模が最大かつ保存状態が最も完璧な建築群です。600年以上の歴史を持ち、明朝初期の帰徳侯府や漢王府を起源とし、清代には江宁織造署や両江総督署として機能し、康熙帝や乾隆帝の南巡時の行宮にもなりました。太平天国時代には天王府が建設され、1912年には孫文がここで中華民国臨時大総統に就任し、その後も国民政府や总统府として中国近代史の重要な舞台となったことから「一座总统府、半部民国史」と称されます。現在は博物館として公開され、中西建築様式の融合と江南庭園の美しさで知られる国家AAAA級観光地です。

見所:
中区(中軸線)には、国民政府和总统府の主要機関が置かれた大堂や二堂、子超楼などが立ち並び、孫文が揮毫した「天下為公」の扁額を見学できます。
西区には、孫文が使用した臨時大総統辦公室や秘書処、煦園(西花园)があり、園内には乾隆帝命名の「不系舟」石舫や太平湖など風情ある江南庭園景観が広がります。
東区には行政院旧址や馬厩、東花园があり、清代の政治機構や生活様式を紹介する展示が行われています。
館内には太平天国歴史陈列館や両江総督署文物史料展などもあり、各時代の貴重な文物や復元展示を通じて歴史を学べます。

入場料:
大人は40元です。18歳未満の未成年人や70歳以上の高齢者、障害者、軍人は無料となる場合があります。全日制の学生や60歳から69歳の高齢者は半額の20元となることがあります。
中国語名:
总统府(zǒng tǒng fǔ)
中国語名の読み方:
ゾン トン フゥ
英語名:
President Palace
総統府の観光時間:
ハイシーズン(3月1日~10月14日):8:30~18:00(入場は17:00まで)
ローシーズン(10月15日~翌年2月末日):8:30~17:00(入場は16:00まで)
毎週月曜日は終日閉館します(祝日を除く)
総統府へのアクセス:
住所:
江蘇省南京市玄武区長江路292号
公共交通機関:
地下鉄をご利用の場合は、2号線または3号線の「大行宮」駅で下車し、5番出口から徒歩約5分で到着します。
バスをご利用の場合は、29路、44路、65路、201路、202路、304路などの路線に乗車し、「总统府」バス停で下車します。
注意事項:
毎週月曜日は休館日となりますので、訪問予定日をご確認ください。 閉館時間の1時間前までに入場受付を終了しますので、時間に余裕を持ってお越しください。 館内では他の観光客の迷惑とならないよう静かに鑑賞し、貴重な文化遺産を守るため展示物には触れないようお願いします。 園内は石段や敷石の道が多いため、歩きやすい靴での来館をお勧めします。 混雑時には入場制限がかかる場合がありますので、スムーズに入場するには公式の情報を事前に確認されることをお勧めします。

総統府の写真

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