善化寺
概況:
善化寺(ぜんかじ)は、中国山西省大同市平城区の南寺街に位置する、唐代創建の歴史を持つ仏教寺院です。一般に「南寺」の通称で親しまれています。その歴史は古く、唐の開元年間(713年-741年)に「開元寺」として建立され、五代後晋の時代に「大普恩寺」と改称されました。遼末の戦火で大きな被害を受けましたが、金の天会年間(1128年-1143年)に住職の円満大師によって再建され、明の正統10年(1445年)に現在の「善化寺」の名を賜りました。1961年には、その比類なき歴史的価値から、第一陣の全国重点文物保護単位に指定されています。敷地面積は約2万平方メートルから5万平方メートル以上と資料により異なりますが、南北の中軸線上に山門(天王殿)、三聖殿、大雄宝殿が配置され、東西には普賢閣と文殊閣(復元)が建つ、中国に現存する遼・金時代の寺院建築の中で、布局が最も完璧で規模が最大のものと評されています。建築家の梁思成氏もその調査報告で、一つの寺にこれほど多くの貴重な遼金建築が残されていることに驚嘆の意を表しています。寺内には、雄大な建築とともに、34体を数える金代の彩色塑像など、多くの貴重な文化財が伝えられています。
見所:
まずは、中国現存最大の金代山門である「天王殿(山門)」です。単檐廡殿頂の重厚な造りで、内部には明代に塑像された四天王像が安置されています。
中軸線上に建つ「三聖殿」は、内部空間を広く取るために柱を減らした「減柱法」という金代特有の建築技法が見られ、また軒下には60度の角度で組み上げられた華やかな「斜拱」が目を引きます。
メインの仏殿である遼代建築の「大雄宝殿」は、高さ3メートル余りの基壇の上に聳え、単体面積が1200平方メートルを超える雄大なスケールを誇ります。内部には釈迦如来を中心とする五方仏と、個性豊かな二十四諸天像など、計34体の金代彩塑が並び、圧巻の景観を呈しています。
大雄宝殿の西側に建つ「普賢閣」は、金の貞元2年(1154年)に再建された二層の楼閣で、遼金時代の楼閣建築の貴重な遺構です。
山門前の広場に立つ「五龍壁」も見逃せません。もとは明代の興国寺にあったものを移築したもので、鮮やかな色彩の琉璃造りです。
塑像の中でも、「吉祥天女」像は「金代最美彩塑」と称される美しさで、また「西方広目天王」像はそのユニークな表情から「千年の反差萌」として親しまれています。
入場料:
2025年11月1日より、有料化されています。
大人:40元。
割引料金(20元)の対象者は以下の通りです:
6歳(不含)以上18歳(含)以下の未成年者(身分証提示)。
全日制大学本科以下の学生(学生証提示)。
その他、現役軍人、障害者などは無料となる場合があります。最新の詳細は現地の案内でご確認ください。
ハイシーズン(5月1日~10月15日):8:00 〜 18:00。
ローシーズン(10月16日~次年4月30日):8:30 〜 17:30。
※情報源により閉園時間に17:30と18:00の差異があります。訪問前の確認をお勧めします。
山西省 大同市 平城区 南寺街6号。
公共交通機関:
大同市街地からバスを利用する場合、27路、35路、61路などに乗車し、「永泰街南口」バス停で下車します。そこから徒歩数分で到着します。
大同駅や大同南駅からは、タクシーを利用するのが便利です。大同古城内に位置していますので、ドライバーに「善化寺」または「南寺」と告げればご存知です。
塑像、壁画、建築部材など、すべての文化財に触れたり、フラッシュを使って写真を撮ったりすることは固く禁じられています。
境内には古い石畳や段差があります。歩きやすい靴でお越しください。
ゴミは必ず指定の場所に捨て、美しい歴史的環境を守りましょう。
冬季(ローシーズン)は大同市は非常に寒くなります。防寒対策を万全にして訪問してください。 最新の入場料金や開放時間、臨時の休館情報については、訪問前に公式の情報源で確認されることをお勧めします。
善化寺(ぜんかじ)は、中国山西省大同市平城区の南寺街に位置する、唐代創建の歴史を持つ仏教寺院です。一般に「南寺」の通称で親しまれています。その歴史は古く、唐の開元年間(713年-741年)に「開元寺」として建立され、五代後晋の時代に「大普恩寺」と改称されました。遼末の戦火で大きな被害を受けましたが、金の天会年間(1128年-1143年)に住職の円満大師によって再建され、明の正統10年(1445年)に現在の「善化寺」の名を賜りました。1961年には、その比類なき歴史的価値から、第一陣の全国重点文物保護単位に指定されています。敷地面積は約2万平方メートルから5万平方メートル以上と資料により異なりますが、南北の中軸線上に山門(天王殿)、三聖殿、大雄宝殿が配置され、東西には普賢閣と文殊閣(復元)が建つ、中国に現存する遼・金時代の寺院建築の中で、布局が最も完璧で規模が最大のものと評されています。建築家の梁思成氏もその調査報告で、一つの寺にこれほど多くの貴重な遼金建築が残されていることに驚嘆の意を表しています。寺内には、雄大な建築とともに、34体を数える金代の彩色塑像など、多くの貴重な文化財が伝えられています。
見所:
まずは、中国現存最大の金代山門である「天王殿(山門)」です。単檐廡殿頂の重厚な造りで、内部には明代に塑像された四天王像が安置されています。
中軸線上に建つ「三聖殿」は、内部空間を広く取るために柱を減らした「減柱法」という金代特有の建築技法が見られ、また軒下には60度の角度で組み上げられた華やかな「斜拱」が目を引きます。
メインの仏殿である遼代建築の「大雄宝殿」は、高さ3メートル余りの基壇の上に聳え、単体面積が1200平方メートルを超える雄大なスケールを誇ります。内部には釈迦如来を中心とする五方仏と、個性豊かな二十四諸天像など、計34体の金代彩塑が並び、圧巻の景観を呈しています。
大雄宝殿の西側に建つ「普賢閣」は、金の貞元2年(1154年)に再建された二層の楼閣で、遼金時代の楼閣建築の貴重な遺構です。
山門前の広場に立つ「五龍壁」も見逃せません。もとは明代の興国寺にあったものを移築したもので、鮮やかな色彩の琉璃造りです。
塑像の中でも、「吉祥天女」像は「金代最美彩塑」と称される美しさで、また「西方広目天王」像はそのユニークな表情から「千年の反差萌」として親しまれています。
入場料:
2025年11月1日より、有料化されています。
大人:40元。
割引料金(20元)の対象者は以下の通りです:
6歳(不含)以上18歳(含)以下の未成年者(身分証提示)。
全日制大学本科以下の学生(学生証提示)。
その他、現役軍人、障害者などは無料となる場合があります。最新の詳細は現地の案内でご確認ください。
中国語名:
善化寺(shàn huà sì)善化寺の観光時間:
季節により開園時間が異なります。ハイシーズン(5月1日~10月15日):8:00 〜 18:00。
ローシーズン(10月16日~次年4月30日):8:30 〜 17:30。
※情報源により閉園時間に17:30と18:00の差異があります。訪問前の確認をお勧めします。
善化寺へのアクセス:
住所:山西省 大同市 平城区 南寺街6号。
公共交通機関:
大同市街地からバスを利用する場合、27路、35路、61路などに乗車し、「永泰街南口」バス停で下車します。そこから徒歩数分で到着します。
大同駅や大同南駅からは、タクシーを利用するのが便利です。大同古城内に位置していますので、ドライバーに「善化寺」または「南寺」と告げればご存知です。
注意事項:
寺内は国宝級の建築と文化財が数多く残る、静謐な空間です。他の参拝者や見学者のご迷惑にならないよう、静かに鑑賞してください。 塑像、壁画、建築部材など、すべての文化財に触れたり、フラッシュを使って写真を撮ったりすることは固く禁じられています。
境内には古い石畳や段差があります。歩きやすい靴でお越しください。
ゴミは必ず指定の場所に捨て、美しい歴史的環境を守りましょう。
冬季(ローシーズン)は大同市は非常に寒くなります。防寒対策を万全にして訪問してください。 最新の入場料金や開放時間、臨時の休館情報については、訪問前に公式の情報源で確認されることをお勧めします。
善化寺の写真
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