平遥镖局

概況:
平遥古城には、かつて中国の金融業を支えた数多くの镖局(現代で言う武装警備輸送会社)が存在しました。現在、その歴史を伝える博物館として主に三つの镖局が公開されています。これらは、清代に隆盛を極めた晋商の経済活動を陰で支え、現銀や貴重品の安全な輸送を請け負った「中国最古の物流・警備会社」の実態を今に伝える貴重な文化遺産です。特に、道光年間(19世紀前半)に活躍した「華北三傑」と呼ばれる三人の武術家によって設立された镖局は、その規模と影響力から「華北第一镖局」とも称されました。

見所:
中国镖局博物館:南大街61号に位置する、全国最大規模の镖局専門博物館です。明末清初の镖局建築をそのまま利用した五進院落で、10以上の展示室を通じて、镖局業の起源から組織構造、運営メカニズムまでを体系的に学ぶことができます。特に、清代の主要镖局の分布図や契約書、镖師たちが使用した武器や護具の展示は見応えがあります。
華北第一镖局博物館:東大街22号にあり、「同興公」「太汾」「昌隆」という三大镖局の歴史を中心に展示しています。館内には当時500万両もの銀を収蔵できたという地下金庫や、镖師たちが実際に訓練した練武場が復元されており、往時の臨場感を体感できます。
同興公镖局博物館:南大街105号にある、武術の達人であり「華北三傑」の一人である王正清が創設した镖局の旧址です。1900年、義和団の乱の際に西太后と光緒皇帝の西安行きに随行し、93万両もの皇銀を無事運んだというエピソードは特に有名で、その功績により賜られた「奉旨議叙」の扁額が今も残されています。
镖局の文化と規律:各博物館では、镖師たちが守らなければならなかった「保镖六戒」などの厳格な規律や、走镖(輸送任務)の具体的な流れについても紹介されています。例えば、新規開店の宿は避ける、武器は常に身に着ける、不審な点は決して見逃さないなど、命がけの任務を成功させるための知恵と覚悟を知ることができます。

入場料:
平遥古城の通票(共通入場券)に含まれています。単独での入場券販売は基本的にありません。
通票価格:ハイシーズン 125元、ローシーズン 100元前後(情報により変動あり)。
中国語名:
镖局(jú)
中国語名の読み方:
ビァオ ジュイ
英語名:
Armed Escort Company Museum
平遥镖局の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月頃):8:00〜18:00
ローシーズン(11月~3月頃):8:00〜17:30
※各博物館によって閉館時間が多少異なる場合があります。また、季節や状況により変動する可能性があるため、訪問前の最新情報確認をお勧めします。
平遥镖局へのアクセス:
住所:
中国镖局博物館:山西省晋中市平遥県平遥古城南大街61号
華北第一镖局博物館:山西省晋中市平遥県平遥古城東大街22号(または24号)
同興公镖局博物館:山西省晋中市平遥県平遥古城南大街105号
公共交通機関:
平遥古城は歩行者天国となっている区域が多く、城内の主要な移動手段は徒歩です。
各镖局博物館はいずれも古城内の主要通り(南大街、東大街)に面しており、古城内を散策しながらアクセスできます。
古城外からは、平遥駅または平遥古城駅からタクシーや観光電瓶車を利用して最寄りの城門まで行き、
注意事項:
古城内の主要観光スポットは通票制となっており、上記の各镖局博物館も通票一枚で見学できます。通票は購入後3日間有効ですので、計画的な観光が可能です。 館内は歴史的建造物であり、貴重な文化財が展示されています。展示品に触れたり、フラッシュを使用しての撮影はお控えください。 建築物は古い石畳や階段が多いため、歩きやすい靴での来訪をお勧めします。 ハイシーズンは観光客で混雑します。落ち着いて見学したい方は、朝一番や閉館前の時間帯を選ぶと良いでしょう。 古城内は路地が入り組んでいます。スマートフォンの地図アプリを活用するか、紙の地図を持参することをお勧めします。
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