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喬家大院(祁県民俗博物館)

概況:
喬家大院(きょうかだいいん)は、中国山西省晋中市祁県東観鎮喬家堡村に位置する、清代の著名な晋商(山西商人)である喬致庸(きょう ちよう)の旧宅であり、現在は「祁県民俗博物館」として公開されています。清の乾隆20年(1756年)に創建され、その後2度の拡張を経て、現在の壮大な規模となりました。敷地は全長約80メートルの石畳の道を軸に、6つの大院落、20の小院落、合計313間の部屋が配置され、上空から見ると「囍」の字形を成す、独特の城堡式建築群です。その建築は、防御性と私密性を兼ね備え、精巧なレンガ彫刻、木彫刻、石彫刻、彩絵で飾られ、「北方民居建築の明珠」と称えられます。また、張芸謀監督の映画『紅夢』(原題:大红灯笼高高挂)の主要撮影地としても広く知られ、晋商文化と北方の民俗を体感できる歴史的スポットです。2001年には全国重点文物保護単位に指定され、2024年に国家AAAAA級観光地に復帰しました。

見所:
まずは建築そのものが最大の見所です。双「喜」の字を模した布局、高さ10メートル近い閉鎖的な堡塀、そして各所に施された300余りにも及ぶ精巧なレンガ・木・石の彫刻は、一見の価値があります。
「三大鎮宅之宝」と呼ばれる貴重な文物は必見です。国家一級文物の「犀牛望月鏡」、室内全体を映し出す「万人球」、そして西太后から下賜されたと伝わる「九龍灯」は、喬家の財力と栄華を物語ります。
映画『紅夢』の舞台として知られ、院内に高く掲げられた無数の赤い提灯は、独特の雰囲気を醸し出し、記念写真に最適です。
「在中堂」をはじめとする各院落では、晋商の生活空間や、北方の農耕、商業、冠婚葬祭などに関する民俗展示が豊富で、当時の文化を深く学べます。
毎日上演される体験型情景劇「喬家有戯」では、晋商の婚礼や商売の様子を臨場感たっぷりに再現しており、観客参加型の演出も楽しめます。

入場料:
大人:115元/人。
割引:6歳(不含)~18歳(含)の未成年者、全日制大学生(本科以下)、現役軍人家族などは証明書提示で半額(58元)となります。
無料:6歳(含)以下または身長1.2メートル(含)以下の児童、60歳(含)以上の高齢者、障害者、現役軍人などは、該当する有効証明書の提示で無料となります。
中国語名:
乔家大院(祁县民俗博物馆)(qiáo jiā dà yuàn)
中国語名の読み方:
チァオ ジャア ダー ユェン
英語名:
Qiao Family Compound
喬家大院(祁県民俗博物館)の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日):8:00 ~ 18:00(最終入場 17:30)。
ローシーズン(11月1日~翌年3月31日):8:00 ~ 17:15(最終入場 16:45頃)。
喬家大院(祁県民俗博物館)へのアクセス:
住所:
山西省晋中市祁県東観鎮喬家堡村。
公共交通機関:
太原方面から訪れる場合は、太原の長距離バスターミナルから祁県行きのバスに乗車し、「喬家大院」で下車するのが一般的です。
鉄道をご利用の場合は、大西高速鉄道の「祁県東駅」で下車後、タクシーを利用します(約40元)。
自家用車の場合は、京昆高速(G5)や榆祁高速(S60)などを利用し、「喬家大院」出口で降りると便利です。景区南側に大型の生態智能駐車場(有料)があります。
注意事項:
院内は石畳や階段が多く、広範囲を歩くことになります。歩きやすい運動靴やスニーカーでの来訪をお勧めします。 歴史と文化を深く理解するためには、現地の公式ガイドを依頼する(約120元/回)か、音声ガイド機(約20元/台)をレンタルするのが効果的です。 「喬家有戯」などの情景劇は毎日決まった時間に上演されます。見学の際は、入口で当日の上演スケジュールを確認することをお勧めします。 貴重な文化財を保護するため、展示されている文物や建築の彫刻には手を触れないようお願いします。フラッシュを使った撮影が禁止されている場合もあります。 観光シーズン、特に週末は大変混雑します。比較的すいている時間帯を選びたい方は、開園直後の午前中か、閉園間際の時間帯の訪問をご検討ください。

喬家大院(祁県民俗博物館)の写真

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