白居寺(パルコン・チューデ)
典型的なチベット仏教建築「白居寺」
概況:
白居寺(パルコル・チョデ)は、チベット自治区シガツェ市江孜県の県城西北約1km、宗山のふもとに位置するチベット仏教寺院です。チベット語で「吉祥輪大楽寺(パルコル・チョデ)」を意味し、15世紀前半(1418年頃から1436年にかけて)に、江孜法王ラブテン・クンサン・パと一世パンチェン・ケツプ・ジェによって共同で建立されました。最大の特徴は、サキャ派、ゲルク派、さらにシャル派やカダム派など複数の宗派が共存する稀有な寺院であることです。また、「寺中有塔、塔中有寺」と称されるように、寺院と仏塔(十万仏塔)が一体となった独特の建築様式で知られ、13世紀末から15世紀中頃の後蔵地方における寺院建築の典型であり、完全な形で現存する唯一の建築群として貴重な存在です。
見所:
十万仏塔(菩提塔):白居寺のシンボルで、「吉祥多門塔」とも呼ばれます。高さ約32メートル(資料により42メートルとも)、9層からなるこの塔は、77の仏殿、108の門を持つ巨大な構造で、内部の壁面には約十万体の仏画が描かれ、泥、銅、金の仏像も千体以上安置されているため、「十万仏塔」の通称で親しまれています。各層の仏殿を巡りながら、最上階の環状プラットフォームからは白居寺全体を見渡せます。
ツォチェン大経堂(措欽大殿):約500年の歴史を持つ寺院の中心的な建物です。内部には高さ約8メートル、約14トンの黄銅で造られた弥勒仏(強巴仏)の金色の銅像が安置されており、柱には歴史的なタンカ(仏画)がかけられ、壁一面に描かれた精緻な仏教壁画も見応えがあります。三階にある「シャヤ・ラカン(夏耶拉康)」という仏殿では、立体曼荼羅や珍しい六角形の蓮華天井画を鑑賞できます。
壁画と仏像芸術:白居寺の壁画は、顕教と密教の題材、仏伝物語、本生物語など多岐にわたり、特に密教の曼荼羅画は有名です。また、各宗派が共存するため、サキャ、ゲルク、シャルなどの各派の芸術様式が融合した独特の仏像や装飾を見ることができます。
入場料:60元(十万仏塔内での写真撮影は別途10元の費用がかかることがあります)
営業時間
ハイシーズン:9:00〜19:00
ローシーズン:9:00〜19:00(情報によると、通年で同じ開門時間のようです)
住所:チベット自治区シガツェ市江孜県江孜鎮白居路
公共交通機関:シガツェ市の長距離バスターミナルから江孜県行きのバスに乗車し、江孜県城で下車します。寺院はバス停から歩いて行ける距離にあります。
アクセス
住所:チベット自治区シガツェ市江孜県江孜鎮白居路
公共交通機関:シガツェ市の長距離バスターミナルから江孜県行きのバスに乗車し、江孜県城で下車します。寺院はバス停から歩いて行ける距離にあります。
旅のヒント
寺院内、特に仏殿では静粛にし、大きな声で話さないようにしましょう。仏像や壁画には触れないでください。
原則としてチベットの仏教寺院内部での写真撮影は禁止されていますが、十万仏塔内部では有料(10元前後)で許可されている場合があります。その際はフラッシュを使用せず、壁画保護に協力してください。
寺院の僧侶は午後3時頃まで修行や法要を行うことが多く、その後は建物の扉が閉まる可能性がありますので、見学は午前中から早めの時間帯がおすすめです。
標高約3900メートルの高地にありますので、体調管理に気を付け、無理をしないようにしましょう。
白居寺(パルコン・チューデ)の写真
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