九龍寨城公園
中国旅行ガイド

九龍寨城公園

かつての九龍城寨の所在地に建てられた公園

庭園・公園 庭園・公園 香港 香港

概況:
九龍寨城公園は、かつて「三不管地帯」として知られた伝説的なスラム街、九龍城寨の跡地に建設された中国風庭園公園です。その歴史は宋の時代の軍事拠点にまで遡り、1840年代に清朝により本格的な城塞が築かれました。1898年に新界が英国に租借された後も、この城塞だけは中国の管轄権が維持され、独特の飛地となりました。その後、長年にわたり無政府状態が続き、世界有数の人口密度を誇る巨大なスラム街へと変貌しましたが、1987年に中英両政府の合意により清拆が決定。1995年、その跡地に清初の江南庭園を模した美しい公園がオープンしました。現在では、歴史的遺構と緑豊かな園景が見事に調和した、都会の中の静かなオアシスとして市民や観光客に親しまれています。

見所:
園内は主に「衙府緬昔(役所の跡をしのぶ)」、「南門懐古(南門で昔を懐かしむ)」、「四季同馨(四季折々の香り)」など、八つの景勝エリアに分かれています。
園内の中心には、清朝時代の役所建築である「衙門」が復元・保存されており、内部では発掘された石碑や歴史写真などの文物を見学できます。
公園の南門付近では、発掘された「南門」と刻まれた石額や城壁の基礎など、往時の城塞の面影を伝える遺構を見ることができます。
園内には、かつての城塞の立体模型を展示した「千面小城」常設展があり、複雑に入り組んだスラム街の内部構造を理解するのに役立ちます。
江南庭園の設計手法を取り入れた池泉、築山、亭閣が随所に配置されており、散策するだけで心が落ち着きます。特に「獅子窺園」エリアからは獅子山を借景として眺めることができます。

入場料:無料

営業時間

ハイシーズン:6:30〜23:00
ローシーズン:6:30〜23:00
(注:検索結果によると、開放時間は通年で6:30-23:00となっています。季節による変動はないようです。)

アクセス

住所:
香港九龍城東正道(近くの交差点は東頭村道と東正道)。
公共交通機関:
MTR(地下鉄)楽富駅のB出口から、39M系統の専線バス(グリーンミニバス)に乗車し、約6分で到着します。
MTR楽富駅からタクシーを利用する場合は、東頭村道行きと伝えると便利です。
多くの路線バスが公園近くの「東頭村道」バス停を経由します。尖沙咀のスターフェリー埠頭からは1系統のバスが利用できます。

旅のヒント

園内は静かに鑑賞する場所です。他の来園者や歴史的雰囲気を妨げないよう、お静かにお過ごしください。
復元された衙門などの歴史的建造物内では、展示物に触れたり、フラッシュ撮影をしたりすることはお控えください。
公園内は石畳や階段が多いため、歩きやすい靴での来園をおすすめします。
夏季は蚊が多い場合がありますので、虫よけ対策があると安心です。
公園の設計は池泉や滝を多用した本格的な中国庭園です。
お子様連れの方は、水辺での安全に十分ご注意ください。

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