孔府
中国旅行ガイド

孔府

孔子の子孫が暮らしていた邸宅

世界遺産 世界遺産 曲阜 山東省 写真 1 枚

概況:
孔府(こうふ)は、中国山東省済寧市曲阜市にある、孔子の直系子孫(衍聖公)が代々居住してきた邸宅兼役所です。孔廟の東側に隣接し、孔廟、孔林と合わせて「三孔(さんこう)」と呼ばれ、1994年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。明の洪武10年(1377年)に建設が始まり、その後拡張を重ねて現在の規模となりました。総面積は約7.4ヘクタール、明清代の建築を中心に、厅、堂、楼、軒など合わせて約480間もの建物が立ち並びます。その建築布局は、前部が公務を執り行う「官衙」、後部が私的生活空間である「内宅」からなる「衙宅合一」の形式で、中国封建社会における典型的な貴族邸宅の様式を今に伝えています。

見所:
正門に掲げられた「聖府」の扁額と、清代の学者・紀昀(きいん)が手がけた「富貴無頭、文章通天」の意味を持つ有名な対聯。
公務空間と私的生活空間を画する、独立した様式が美しい「重光門(垂花門)」。皇帝臨幸などの特別な時のみ開門されました。
衍聖公が公務を行った「大堂」。正一品の爵位を表す儀仗や官職を示す牌子が並び、当時の権威を感じさせます。
内宅の中心となる「前上房」。ここには乾隆帝から下賜された荊根の床や椅子など、貴重な文物が展示されています。
乾隆帝から下賜された「商周十器(商周の青銅祭器10点)」をはじめ、歴代の皇帝からの下賜品や書画など、膨大な文物コレクション。
最後部にある「孔府花園(鉄山園)」。園内には「五柏抱槐(五本の柏に槐の木が抱かれる)」という珍しい樹木が見られます。

入場料:
大人:60元(三孔(孔廟・孔府・孔林)共通券は140元)。
割引:6歳(または身長1.4メートル)以下の児童、60歳以上の高齢者、現役軍人、障害者などは証明書提示で無料。学生は学生証提示で半額などの割引制度があります。

営業時間

通年 8:30 ~ 16:30(入場は16:30まで)。
※ハイシーズン・ローシーズンによる時間変更の記載は見当たりません。

アクセス

住所:
山東省済寧市曲阜市鼓楼西街(闕里街近く)。
公共交通機関:
曲阜市内では、観光バスや1路、2路、3路、5路などのバス路線を利用し、「孔府南門」または「鼓楼」バス停で下車します。
曲阜東駅(高速鉄道駅)からはタクシーで約30分です。

旅のヒント

見学の前に、公式情報で最新の入場料や開放時間、特に祝日などの特別スケジュールを確認することをお勧めします。
文化財保護のため、建物や展示物には手を触れないようお願いします。フラッシュや三脚を使った撮影が禁止されている場合もあります。
広大な敷地ですので、見学にはゆとりを持ったスケジュール(2~3時間)を計画されると良いでしょう。 園内には石段や敷居が多いため、歩きやすい靴でお越しください。
混雑時は入場に時間がかかる場合があります。オンラインでの事前予約(可能な場合)や、早めの訪問を検討されるとスムーズです。

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