三江馬胖鼓楼
杉の大木でできているトン族の集会所「鼓楼」
概況:
馬胖鼓楼(まはんころう)は、広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県の八江郷馬胖村に位置する、トン族建築の傑作です。県城から北へ約23~26キロ離れた場所にあり、1943年に地元のトン族工匠である雷文興氏らによって再建されました。高さは約13~20メートル、9層の重檐を持つその姿は宝塔を思わせ、釘を一本も使わない伝統的な木組み技術(榫卯)で建設されている点が最大の特徴です。1963年に広西壮族自治区の重点文物保護単位に、2005年には全国重点文物保護単位に指定され、中国国内でもわずか三つしかない「国宝」級のトン族鼓楼の一つとして知られています。鼓楼は単なる建築物ではなく、トン族の人々にとって集会や儀式、娯楽の場として、村の精神的中心となっています。
見所:
釘を使わない木組み技術: 鼓楼は釘や金属部品を一切使わず、木の組み手(榫卯)のみで組み上げられており、トン族工匠の卓越した技術を間近で見学できます。
9層の重檐と精巧な装飾: 9層に重なる飛檐の下には民族的な文様が描かれており、楼内には長形の大鼓やトン郷の風景を描いた板壁があります。楼頂部には吉祥の象徴である千年鶴が据えられています。
鼓楼前の広場(鼓楼坪): 鼓楼前の石板で舗装された広場は、村人の集いの場であり、伝統的な祭事や歌舞のパフォーマンスが行われることもあります。
周辺ののどかな風景: 鼓楼の周辺にはトン族の伝統的な吊脚楼や棚田、水車が広がり、のどかな田園風景を楽しむことができます。
営業時間
ハイシーズン(3月-6月、9月-10月):9:00~17:30
ローシーズン(1月-2月、11月-12月):9:00~17:00
※7月-8月は9:00~18:00、休業日は除夕(旧暦の大晦日)のみです。
アクセス
住所:
広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県八江郷馬胖村
公共交通機関:
バス: 三江県城の汽車站西站から八江郷行きのバスに乗車します。八江郷到着後、現地の車(約5元/人)を利用して馬胖鼓楼へ向かいます。
その他: 三江県城からタクシーを利用する場合、目的地を「馬胖鼓楼」と伝えると良いでしょう。
旅のヒント
鼓楼は国宝級の文化財であり、トン族の人々にとって大切な場所です。木材の彫刻や装飾に触れたり、壁に落書きをしたりする行為は厳に慎みましょう。
楼内には火塘(火床)や貴重な長鼓などがありますので、指定された見学路順に従い、保存区域には立ち入らないようにしてください。
周辺は住民の生活の場です。静かに見学し、農作業や家屋の写真を撮る場合は事前に許可を得るなど、プライバシーを尊重しましょう。
村へ続く道は山間部でカーブが多く、足元が悪い場合もあります。歩きやすい靴と雨具の準備をお勧めします。
三江馬胖鼓楼の写真
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