何園
後花園、西洋東洋が合わさった建築が見所の清代の庭園
概況:
何園は「寄嘯山庄」とも呼ばれ、清の光緒年間(1883年頃)に湖北漢黄徳道台であった何芷舠(かちとう)が官職を退き揚州に隠遁した後に築いた大型私家庭園です。陶淵明の「帰去来兮辞」に登場する「倚南窗以寄傲」、「登東皋以舒嘯」という一節から名付けられた園名には、園主の世俗を超えたいう心境が込められています。総面積約1.4万平方メートル、建築面積約7000平方メートルの園内は、東園、西園、園居院落、片石山房の四つの部分で構成され、中国の古典庭園技法を基調としながらも、玉繍楼の法式百葉窓や西洋式の壁炉など随所に西洋建築の要素が取り入れられた「中西合璧」の独特な風格が最大の特徴で、「晚清第一園」と称えられています。また、明代の画家・石濤の作と伝わる「片石山房」の疊石(岩石を積み上げて築いた假山)は「人間孤本」と評価される貴重な文化財です。
見所:
「天下第一廊」と称される全長1500メートルに及ぶ複道回廊は、上下二層の回廊が園内を縦横に結び、雨の日も濡れずに散策できるよう設計されています。ここからは移り変わる景色をお楽しみいただけます。
「天下第一山」と賞賛される片石山房は、石濤による疊石の「人間孤本」です。假山の腹には石屋が隠されており、池に映る「水中月」の奇観も見所です。
池の中央に建つ「水心亭」は「天下第一亭」と呼ばれる水上劇台で、かつてはここで演奏や舞踏が楽しまれ、水と回廊による音響効果が優れた趣向を凝らしています。
玉繍楼とそれに連なる騎馬楼は、伝統的な中国の建築様式に、フランス風の百葉窓や日本の引き戸など、西洋の建築要素が融合した住居エリアです。当園の「中西合璧」の特色が最も顕著に表れている場所です。
入場料:
大人はハイシーズンが45元、ローシーズンが30元です。学生や60歳以上の方などは割引制度が適用されます。
営業時間
ハイシーズン(3月~11月):7:30~17:15(入場は17:00まで)
ローシーズン(12月~2月):7:30~17:00(入場は16:45まで)
アクセス
住所:
江蘇省揚州市広陵区徐凝門大街66号
公共交通機関:
市内のバス6路、19路、209路、遊1路など、「何園」バス停で下車すぐです。揚州駅からは19路バスの利用が便利です。
旅のヒント
園内の複道回廊や石段では、足元に十分ご注意ください。特に雨の日は滑りやすくなっています。 国の重要文化財保護のため、建物や展示物に触れたり、指定された場所以外での立ち入りはお控えください。
混雑時には入場制限がかかる場合があります。確実にご覧いただくには、公式サイトや現地の情報で事前予約の有無を確認されることをお勧めします。
美しい景観を背景に写真を撮影されるのは構いませんが、フラッシュの使用は文化財保護のためお控えいただき、他の観光客の邪魔にならないようご配慮ください。
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