鍾表館

鍾表館は故宮博物院内にある、時計のコレクションを展示する特別な展示館です。奉先殿に位置し、中国と外国の18世紀の時計約123点を展示しています。これらの時計は、乾隆や嘉慶の時代に広州、苏州、宮廷内の時計製造所で作られた国産の優れた作品や、イギリス、フランス、スイスなどから漂着してきた外国の時計です。中国製の時計は黄金、珠玉、宝石で飾られ、楼閣、宝塔、花果、盆栽など多様な形状を模倣しています。外国の時計もそれに劣らず、西洋の建築、馬車、人物を模倣し、報時の方法も多種多様です。あるものは自動的に扉を開け閉めして、ロボットが出てきて鐘を鳴らし、あるものは報時にピアノや太鼓を奏で、悦耳な音楽を奏で、さらには花が咲き、蝶が舞い、水流が流れ、鳥が鳴くなど、まるで微縮された西洋の世界を眼前に広げます。中でも銅メッキの書字人時計は必見の逸品です。この時計は2メートル以上あり、上部の2体の人形は「万寿無疆」と書かれた巻物を掲げて喜びの舞を披露します。中央の人形は定期的に鐘を鳴らし、最も下部の人形は起動後、毛筆を使って「八方向化、九土来王」という8つの漢字を丁寧に書き上げます。この精巧な工芸品は、見ている人々を感嘆させずにはいられません。館内には、銅壺滴漏や硬木彫刻の自鳴時計など、多くの貴重な時計が展示されています。毎日11時と14時に時計のデモンストレーションが行われますので、この貴重な瞬間を逃さないでください。

鍾表館の入場料は10元です。住所は北京市東城区景山前街4号故宫博物院内です。
中国語名:
钟表馆(zhōng biǎo guǎn)
中国語名の読み方:
ジョン ビァオ グァン
英語名:
Hall Of Clocks And Watches
鍾表館の観光時間:
ハイシーズン(4月1日~10月31日)は8:30~17:00(16:00にチケット販売を終了)、ローシーズン(11月1日~3月31日)は8:30~16:30(15:30にチケット販売を終了)です。
鍾表館へのアクセス:
公共交通機関では、1、4、5、10、20、52、101、103など多くの路線バスに乗車できます。地下鉄1号線の天安門東駅や天安門西駅で下車し、天安門広場から徒歩で向かうこともできます。

鍾表館の写真

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