白雲観

白雲観は宣武門の広安門外浜河路に位置し、道教全真派の著名な寺院で、北京で最大の道教寺院である。唐の開元27年(739年)に建造され、現在の建物は清代に再建されたものである。寺院は四合院建築で、その規模は大きく迫力満点である。院内は東・中・西の三つの通路に分かれており、東路には南極殿や真武殿、火神殿などの建物があり、中路には山門や鐘鼓楼、霊官殿や玉皇殿など、西路には祠堂や元君殿、文昌殿などの建物がある。1984年、国の道教重点寺院として名を連ねると共に一般開放されるようになった。また、中国道教協会・中国道教学院はここにある。

白雲観は、中国の道教文化の重要な象徴として、多くの人々を惹きつけています。その歴史は唐の開元年間までさかのぼり、1200年以上の歴史を持つ由緒正しい寺院です。元代には、丘処機道長がこの地で修道を行い、天下道教を主宰しました。清代には、王常月方丈の主導の下、大規模な再建が行われ、今日の白雲観の規模がほぼ確立されました。

白雲観の建築は、中国伝統の道教建築の特徴を色濃く残しています。中路には、山門、霊官殿、玉皇殿、邱祖殿、三清四御殿など、主要な殿堂がそびえ立ち、各殿堂には精巧な彫刻や装飾が施されています。玉皇殿には、明代に鋳造された4体の天師と2体の侍童の銅像が安置され、その芸術的な価値は高く評価されています。邱祖殿には、全真龙门派の始祖である丘処機の遺像が祀られており、殿内には清雍正帝が賜った「癭鉢」が置かれています。

白雲観は、毎年多くの参拝者や観光客が訪れる人気スポットです。特に春節期間には、伝統的な民俗廟会が開催され、多くの人々が集まり、活気に満ちています。また、白雲観では「摸猴」という独特の習慣があり、山門の石壁に彫られた小さな石猴を触って運気を上げるというものです。

白雲観の入場料は10元です。
中国語名:
白云观(bái yún guān)
中国語名の読み方:
バイ ユン グァン
英語名:
The White Cloud Taoist Temple
白雲観の観光時間:
ローシーズン(10月1日~4月30日)が8:30-16:30
ハイシーズン(5月1日~9月30日)が8:30-17:00です
白雲観へのアクセス:
北京地下鉄4号線や7号線で西四駅や西便門駅で下車し、徒歩でアクセスできます。また、多くのバス路線も白雲観付近に停車しています。

白雲観の写真

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