白塔寺

白塔寺、正式名称は妙応寺と呼ばれ、北京市西城区阜成門内大街に位置しています。これは中国で最も古い寺院の一つで、塔の中には明朝の経典や銅製の仏像が納められています。

寺院の歴史は遼の寿昌2年(1096年)にさかのぼり、寺のシンボルである白塔は、元の至元8年(1271年)にクビライ・ハンがネパールの技術者アニグを招いて、8年をかけて建立されたと伝えられます。白塔は中国国内で最古かつ最大のチベット式仏塔であり、元大都の重要な文化遺産でもあります。

現在の妙応寺は、山門、鐘鼓楼、天王殿、意珠心鏡殿、七仏宝殿、三世仏殿、白塔などからなります。その中でも三世仏殿には、三世仏や乾隆帝の御筆による「具六神通」と記された扁額など、貴重な文物が収められています。

白塔は高さ50.9メートルの砖石構造で、塔基底面積は810平方メートルです。塔身は大きな覆鉢体で、形が宝瓶のようで、上部には「十三天」と呼ばれる円錐形の相輪が設置されています。塔剎の部分には、直径9.7メートルの大きな華蓋があり、その周辺には36枚の銅製の風鈴が吊り下げられています。

白塔寺は、元代の建築様式とニ泊ルの技術が融合したユニークな建築で、中尼両国の文化交流の歴史的な証しでもあります。1961年には、中国最初の重点保護文物単位に指定されました。

白塔寺は、歴史的な価値だけでなく、現代でも周辺の胡同と融合し、新しい観光スポットとなっています。近年の街並みの整備や新しい商業施設のオープンで、伝統と現代が調和する魅力的な場所となっています。
中国語名:
白塔寺(bái tǎ sì)
中国語名の読み方:
バイ ター スー
英語名:
White Tower Temple
白塔寺の観光時間:
09:00-16:30
白塔寺へのアクセス:
阜成門駅(2号線) 〔約609m〕
西四駅(4号線) 〔約895m〕
車公荘駅(2号線) 〔約1089m〕
平安里駅(4号線) 〔約1261m)

白塔寺の写真

白塔寺についてのお問い合わせ
白塔寺についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ