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蟠龍山長城

「燕京の門」といわれた密雲区古北口町に位置する蟠龍山は、古北口長城の一部で、司馬台長城と卧虎山長城の間にあります。ここは開放されている長城の中で唯一、あえて修復されず、歴史の痕跡をそのまま残している場所です。

古北口長城は、山海関と居庸関の中間に位置し、北京から約100キロ離れた万里の長城の重要な関門の一つで、臥虎山、蟠龍山、金山嶺、司馬台の4つの城塞からなります。この地域は、古くから「燕京の門」「京師の鍵」と呼ばれ、北京と松遼平原、内蒙古を結ぶ交通の要衝であり、歴史上何度も戦いの舞台となりました。

蟠龍山長城は全長5キロで、19つの敵楼が密集しています。その中でも、将軍楼と二十四眼楼が建築の精髄です。将軍楼は蟠龍山の制高点にあり、戦時の指揮所として使われました。二十四眼楼は、その名の通り24個の射孔がある珍しい敵楼で、残念ながら一部が破損していますが、その独特な形状は見ごたえがあります。

古北口町は、万里の長城の重要な軍事拠点であり、明・清時代に重要な防御線として機能しました。また、1933年の長城戦役でも激しい戦闘が繰り広げられ、将軍楼は当時の戦闘の激しさを物語っています。

古北口町には、長城以外にも多くの歴史的な名所があります。例えば、令公廟、財神廟、薬王廟、長城戦役記念碑、古北口戦役殉国将士墓などがあり、歴史と自然の融合を楽しむことができます。

訪れる際は、公共交通機関や自家用車でのアクセスが可能です。東直門からバスに乗って約2時間で到着するため、日帰り旅行にも適しています。
中国語名:
盘龙山长城(pán lóng shān cháng chéng)
中国語名の読み方:
パン ロン シャン チャン チョン
英語名:
Panlongshanchangcheng

蟠龍山長城の写真

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