伏波山

概況:

伏波山は桂林市の中心部、漓江の西岸に位置する孤峰で、その名は「波を伏せる」という意味を持ち、唐代に伏波将軍馬援を祀る祠が建てられたことに由来します。山体は陸地に半ば枕し、漓江に半ば突き出した独特の形状をしており、急峻な崖壁と臨江する洞窟が特徴です。ここは「両江四湖・象山」という国家5A級景区の一部を成しており、自然の造形美と唐宋時代の摩崖石刻や仏教造像といった歴史文化遺産が一体化した、桂林山水の縮図とも言える場所です。山頂からは桂林市内や漓江の美しい全景を一望することができます。

見所:

還珠洞: 山腹にあり、かつては船でしかアクセスできなかった洞窟です。内部には米芾の自画像や范成大的詩作を含む貴重な唐宋時代の摩崖石刻が数多く残されています。
試劍石(試剣石): 洞窟の天井から垂れ下がり、地面とわずかに隙間がある巨岩で、伏波将軍が剣で一刀両断にしたという伝説が残るパワースポットです。
千仏岩: 還珠洞内にある岩壁で、239体を数える唐宋時代の仏教摩崖造像が刻まれており、その穏やかな表情と精巧な彫刻は見応えがあります。
大鉄鐘と千人鍋: 公園内に展示されている清代の文物で、重さがそれぞれ約2700kgと約1000kgもある歴史の重みを感じさせるものです。
山頂からの眺望: 頂上にある半山亭や観景台からは、漓江と桂林の街並みが一望でき、特に夕暮れ時の景色は「伏波勝境」と呼ばれ絶景です。

入場料:大人22元、子供・学生・60歳から64歳の方は11元です。6歳以下または身長1.2メートル以下の子供、65歳以上の高齢者、障害者、現役軍人は無料で入場できます(要証明書提示)。
中国語名:
伏波山(fú bō shān)
中国語名の読み方:
フゥ ボー シャン
英語名:
FuboWhirlpool Hill
伏波山の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):7:00~18:30
ローシーズン(11月~3月):7:00~18:00
※入園受付は閉園時間の30分前までに終了することがあります。
伏波山へのアクセス:
住所:桂林市叠彩区龍珠路10号
公共交通機関:
市内からは、2路、203路、206路のバスに乗車し、「伏波山」バス停で下車すると便利です。また、観光スポットを巡る観光バス1号線(「観光1号線」)も伏波山に停車します。58路の無料観光バスや4A専線車を利用する方法もあります。
注意事項:
園内は緑が多く蚊が発生しやすいため、特に夏場は虫よけ対策をしてお出かけください。 還珠洞や山頂への階段はやや急な箇所がありますので、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。 貴重な文化財である摩崖石刻や仏像には触れないようにし、大切に見学しましょう。 景区内のゴミは各自でお持ち帰りいただくか、決められた場所に捨て、美しい環境を保つようご協力ください。

伏波山の写真

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