冠岩

概況:
桂林冠岩は、桂林市の南約29キロに位置する草坪回族郷にある、国家AAAA級に指定されている景勝地です。その名は、山の形状が昔の帝王がかぶる「紫金冠」に似ていることに由来します。この地域は、明代の地理学者である徐霞客が1637年に訪れ、その著作『徐霞客游记』で詳細に記録したことでも知られ、「冠岩」の名はここから広く定着しました。全長12キロメートルに及ぶ巨大な地下河川洞窟で、現在は約3キロメートルが公開されています。最大の特徴は、歩行、観光エレベーター、洞窟内の小型トロッコ列車、地下川での舟遊び、観光用スライダーという5種類の方法で洞窟を探検できることで、2000年には「世界で最も多くの方法で観光できる洞窟」として上海ギネス本部に認定されました。洞内は「棕櫚樹大廳」をはじめ、鍾乳石や石筍が織りなす幻想的な景観が広がり、「漓江の真珠」「世界洞窟の冠」とも称賛されています。

見所:

5種類の探検方法:徒歩、エレベーター、トロッコ列車、舟、スライダーというユニークな交通手段を組み合わせて洞窟を巡る体験は、他では味わえません。
棕櫚樹大廳:洞窟内にある広大な空間で、天井まで届く高さ50メートルを超える棕櫚の木のような形状の石柱を含む、数多くの鍾乳石を見学できます。
歴史的価値:明代の探検家・徐霞客の足跡をたどり、洞窟の入口付近に残る歴代の文人による石刻を見学できます。
地下川の景観:洞窟の最下層を流れる清らかな地下川では、舟に乗って光と影が作り出す神秘的な世界を楽しめます。

入場料:
大人の基本入場料金は75元前後となっています。身長1.2メートルから1.5メートルのお子様は半額、1.2メートル未満は無料の場合があります。洞窟内の観光スライダーなど特定の施設を利用する場合は、別途料金がかかることもありますので、現地でご確認ください。
中国語名:
冠岩(guàn yán)
中国語名の読み方:
グァン イェン
英語名:
The Crown Cave
冠岩の観光時間:
ハイシーズン(5月1日~10月7日):8:30~16:30(入場は16:30まで)
ローシーズン(10月8日~翌年4月30日):8:30~16:00(入場は16:00まで)
※洞窟内の見学には約1.5時間から2時間を要しますので、時間に余裕を持ってお越しください。
冠岩へのアクセス:
住所:
広西壮族自治区桂林市雁山区草坪回族郷
公共交通機関:
桂林汽車総站(バスターミナル)から冠岩専線バスをご利用いただけます。運賃は片道6.5元で、桂林発の最初のバスは7時30分、冠岩からの最終バスは17時00分頃です。また、306路バスも運行していますが、本数が少ないため、専線バスの利用が便利です。
注意事項:
洞窟内は一年を通して涼しく、地面が滑りやすい場所があります。歩きやすい滑りにくい靴を履いていくことをお勧めします。夏場でも、ひざ掛けになるような薄手の上着があると快適です。 黄金週間(5月頃)や国慶節(10月頃)などの連休期間は大変混雑します。落ち着いて観光したい方は、比較的空いている平日の午前中を狙うのがおすすめです。 洞窟内の照明は景観を引き立てるために調整されています。足元を照らすための懐中電灯があると便利です。 地下川や欄干のあるエリアでは、特にお子様から目を離さないよう、安全にご注意ください。 洞窟内の鍾乳石や石刻は、長い年月をかけて形成された貴重な自然の造形物や文化財です。触れたり傷つけたりすることのないよう、マナーを守って観賞しましょう。

冠岩の写真

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