日月双塔

概況：
桂林の中心部、杉湖の湖畔に立つ日月双塔は、2001年に唐代の仏塔跡を基に再建された桂林を代表する文化ランドマークです。日塔は高さ41メートルの9層の銅塔で、世界で最も高い銅塔として知られ、月塔は高さ35メートルの7層の琉璃塔（ガラス張りの塔）となっています。二つの塔は湖底のトンネルで結ばれており、「陰陽相通、日月同輝」という東洋哲学を具現化しています。公園は中国初の儒教・仏教・道教の「和」をテーマにした文化公園としても位置づけられており、夜間は日塔が金色、月塔が銀白色にライトアップされ、湖面に映る幻想的な光景は桂林随一の夜景として訪れる人を魅了します。

見所：

世界一の銅塔とユニークな構造：日塔は350トンの純銅を使用した世界最高の銅塔であり、塔内にはエレベーターが設置されています。月塔とは湖底10メートルのトンネルで結ばれており、水中を歩いて移動する珍しい体験ができます。
夜景とライトアップ：日没後、金色と銀白色に輝く双塔とその湖面への反射は息をのむ美しさです。ライトアップ時間は季節により変動しますが、特に幻想的な雰囲気を味わえます。
文化的体験：日塔の頂上からは桂林の街並みや象鼻山などを一望でき、塔内では撞鐘祈福や茶芸を楽しむこともできます。地宮博物館では唐代の貴重な仏教文物を鑑賞できます。
周辺散策：杉湖湖畔の散歩道からは双塔の全景を眺められ、特に知音台碼頭は写真撮影の絶好ポイントです。無料で楽しめるため、気軽に訪れることができます。

入場料：
公園への入場は無料です。塔内部への入場および登塔には別途チケットが必要で、大人一人あたりの料金は約35元となっています。双塔(shuāng tǎ)シュァン ターTwin TowerTo Be Delete公園は通年営業しており、開放時間は8:00から22:00までです。ライトアップは季節によって時間が異なり、夏季は19:00から23:00頃、冬季は18:00から22:30頃まで点灯します。住所：
広西壮族自治区桂林市象山区文明路10号（杉湖景区内）
公共交通機関：
市内からは、5路、16路、88路などの路線バスに乗車し、「文明路」バス停で下車します。そこから徒歩約100メートルで到着します。また、「象山公園」バス停（2路、23路）や「解放橋」バス停（2路、16路、23路）からも徒歩数分でアクセス可能です。公園内は24時間開放されていますが、塔内部の見学は開放時間内に限られます。閉園時間の1時間前までに入場するよう心がけましょう。 夜間は特に週末や祝日に混雑することが予想されます。落ち着いて鑑賞したい場合は、やや早めの時間帯の訪問がおすすめです。 塔内の階段や湖底トンネルはやや狭い箇所があります。安全のため、段差に注意してゆっくりと移動しましょう。 美しい夜景を写真に収めたい場合は、三脚の使用が推奨されますが、他の観光客の邪魔にならないように配慮しましょう。文化財保護のため、フラッシュ撮影は禁止されている場合があります。