独秀峰

概況:

独秀峰は、桂林市の中心部にある靖江王城内に位置する、標高216メートルの石灰岩の峰です。その名は、南朝宋の詩人である顔延之の「未若独秀者,峨峨郛邑間」という詩句に由来し、孤高の峰が街中にそびえ立つ様子を表しています。平地から突然立ち上がるような特異な形状から「南天一柱」とも称賛され、桂林を代表する景観の一つとして古くから知られています。清代の詩人・袁枚も「桂林山水奇八九、独秀峰尤冠其首」と詠み、その卓越した美しさを称えました。山体は3億5千万年前の海底で形成された石灰岩でできており、頂上までの306段の石段を登り切ると、桂林の街並みと周囲の山水が織りなす絶景を一望できます。また、山麓には太平岩(刘海洞)や月牙池などの見所もあり、自然と歴史が融合した魅力にあふれています。

見所:

頂上の絶景:306段の石段を登り切った先にある頂上からは、桂林の街並みと緑豊かな山水が360度のパノラマで広がります。特に夕暮れ時の景色は息をのむ美しさです。
豊富な摩崖石刻:山腹の崖には、唐代から刻まれ始めた計136点に及ぶ石刻があり、中でも「桂林山水甲天下」の句で知られる王正功の詩碑は特に有名です。歴史の重みを感じさせる文化的財宝です。
山麓の史跡:山峰の西麓には、明代に発見された「太平通宝」に因んで名付けられた太平岩(別名・刘海洞)があります。また、東麓には月牙池があり、桂林の四大名池の一つとして知られています。

入場料:
靖江王城景区の入場料に含まれています。大人は100元前後が目安です(詳細は現地でご確認ください)。
中国語名:
独秀峰(dú xiù fēng)
中国語名の読み方:
ドゥ シゥ フォン
英語名:
Duxiumountain
独秀峰の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):7:30~18:00
ローシーズン(11月~3月):8:00~17:30
独秀峰へのアクセス:
住所: 広西壮族自治区桂林市秀峰区王城1号(靖江王城内)
公共交通機関: 桂林市内からは、1路、2路、18路、22路、99路などの路線バスで「王城」または「十字街」バス停で下車し、徒歩数分です。桂林駅からはタクシーで約15分です。
注意事項:
頂上へ続く石段は306段とされ、所々で急な勾配があります。歩きやすい靴で訪れ、登攀時は十分にご注意ください。 雨天の後などは石段が滑りやすくなることがあります。足元にお気をつけください。 山上のスペースは限られています。混雑時は順序をお守りいただき、安全にご観光ください。 石刻などの文化財は大切に扱い、触れたり傷つけたりすることのないようお願いします。

独秀峰の写真

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